―運命の決闘者―
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与えたことで、DDのフィールドにまたもや幻影となって《V・HERO》たちが現れる。これでエドのフィールドには、ディバインガイにディアボリックガイ、そして《ダーク・シティ》に《D−チェーン》、カウンターが一つ乗った永続魔法《D−フォーメーション》とリバースカード。
「私のターン、ドロー。スタンバイフェイズ時、アシッド・ゴーレムのエクシーズ素材は一つ取り除かれる」
DDのフィールドは、今し方エクシーズ素材を全て失った《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》に、永続罠《ナンバーズ・ウォール》に幻影となった《V・HERO》が三体。ライフポイントはエドが3500でDDが500ポイントと、圧倒的にエドが優勢ではあったが……
「アシッド・ゴーレムは破滅のナンバーズ。エクシーズ素材を取り除かなくては、攻撃すら許されない」
DDの宣言した通りにアシッド・ゴーレムは沈黙し、ピクリとも動かなくなっていった。《エクシーズ・ギフト》に自身の効果により、二つのエクシーズ素材はもう失われたために。
「だがエド。私の破滅は既にお前の手で訪れている。……ならばその破滅、お前にやろう。魔法カード《強制転移》を発動!」
魔法カード《強制転移》。ピクリとも動かなくなったアシッド・ゴーレムが、次なる瞬間にはエドのフィールドへと移行する。そしてエドのフィールドのモンスターを一体、DDのフィールドへと移す必要があるのだが……アシッド・ゴーレムのコントロールを得たエドが、突如として全身に痛みが伝わったかのように苦しみだした。
「痛いか? 熱いか? それが私に訪れた破滅だ。お前に殺されたあの業火の!」
「っ……僕は……ディアボリックガイを選択!」
しかしてエドはその問いには答えようともせず、痛みに苦しみながらも《強制転移》の効果処理を行っていく。そして結果としては、エドの《D−HERO ディアボリックガイ》とDDの《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》のコントロールが入れ替わる、という結果に終わり。
「業火……殺された……?」
「そうだ。エドは殺したのだよ、この私を。私は《V・HERO マルティプリ・ガイ》を召喚!」
話の見えない俺がつい呟いた俺の言葉に反応しながらも、DDは新たなV・HEROを通常召喚する。そんなDDを、エドが痛みに耐えながら睨みつける。
「それは……お前が僕の父を殺したからだろう……!」
「確かに。確かになぁ。それでもお前は、私というもう一人の父を殺したのに変わりはない。フィールドの《V・HERO》をリリースすることで、幻影となった《V・HERO》を解き放つことが出来る! 現れろ《V・HERO インクリース》!」
幻影となった《V・HERO》は、モンスターゾーンにいる《V・HER
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