―運命の決闘者―
[6/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
勝ることで対応する。柔も剛も隙を見せないその戦術に、DDはエドの戦術を知り尽くしているのだ――と、確信する。
「バトル。アシッド・ゴーレムでドグマガイに攻撃!」
「ぐぁぁっ!」
エドLP6000→3500
さらにドグマガイの攻撃力は、幻影から解き放たれた《V・HERO ポイズナー》の効果により、本来の半分しか発揮出来ておらず。《レインボー・ライフ》で回復していなければ、致命傷ともなるほどのダメージだった。
「クク……私はカードを一枚伏せ、ターンエンド」
「くっ……僕のターン、ドロー!」
これでエドのフィールドには、ドグマガイの破壊に反応して、専用のカウンターが一つ乗った永続魔法《D−フォーメーション》に伏せカード。DDのフィールドは《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》を装備した《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》に、リバースカードが一枚。
「僕は《デステニー・ドロー》を発動! D−HEROをセメタリーに送り二枚ドロー!」
エドが優勢のまま攻め立てていた状況はまるで幻影だったかのように、一転して二体のナンバーズを擁するDDの圧倒的有利と化した。ただしドグマガイが攻め立てたライフは、エドの攻めが幻影ではなかった、と証明しているようであり。
「さらにセメタリーの《D−HERO ディアボリックガイ》のエフェクト発動! このカードをセメタリーから除外することで、デッキから同名カードを特殊召喚する! カモン、アナザーワン!」
DDの残るライフは僅か1100。いくらナンバーズを持っていようと、そのライフを0にしてしまえばエドの勝利だ。ダイヤモンドガイの効果の《終わりの始まり》が発動出来なかったのはダメージだが、エドは《デステニー・ドロー》の効果により、手札の損失なく《D−HERO ディアボリックガイ》を特殊召喚してみせる。
「さらに《D−HERO ディバインガイ》を召喚!」
「ほう……?」
ただしディアボリックガイは守備表示なことに加え、そもそも攻撃を得手としたD−HEROではない。代わりに攻撃を担当するモンスターとして、背中に銀色のチャクラムを背負ったD−HEROが召喚された途端、DDが少しだけ顔色を変える。
「懐かしいな。ディバインガイ……それで私を殺したのだから」
「心配しなくとも、もう一度引導を渡してやる! フィールド魔法《ダーク・シティ》を発動!」
十代の使う摩天楼と同義のフィールド魔法。路地裏の奥底のデュエルスタジアムが、イギリスの都市のような風情を漂わせたフィールドに変わっていき、その建物の一つにディバインガイは鎮座していた。
「バトル! ディバインガイでアシッド・ゴーレムに攻撃!」
そしてフィールド魔法《
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ