―運命の決闘者―
[11/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
エドLP3500→1500
「エド!」
「エクシーズ素材のないアシッド・ゴーレムをコントロールするプレイヤーは、スタンバイフェイズ時に2000ポイントのダメージを受ける」
破滅のナンバーズの名は違わず、DDはこの効果を押しつけるために《強制転移》で《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》のコントロールを変更していた。いや、アシッド・ゴーレムのコントロール変更は、ただデメリットを押し付けただけでなく、さらなるエクシーズ召喚とダイソン・スフィアの効果の発動条件にも繋ぐ。
「さらにエクシーズ素材がないアシッド・ゴーレムは攻撃出来ず、プレイヤーの特殊召喚をも封じる!」
「DDッ……!」
業火が止んでメインフェイズに移行するエドは、DDを力強く睨めながらも、同じく力強く立ち上がる。特殊召喚と自身での攻撃が封じられたエドだったが、このターンで逆転の手を引き当てなければ、ダイソン・スフィアの直接攻撃かアシッド・ゴーレムのデメリットにより、そのライフポイントは0となるだろう。
ただしアシッド・ゴーレムのデメリットはもちろん、DDのフィールドには《ナンバーズ・ウォール》に二体の効果の全容を見せていないナンバーズがいる。DDによる悪魔的な搦め手の前に、追い詰められたエドの取った手段は。
「魔法カード《モンスターゲート》を発動! 僕のフィールドのモンスターをリリースすることで、デッキトップから通常召喚が可能なモンスターが出るまで捲り、そのモンスターを特殊召喚する!」
「……ほう」
対するエドが取った手段はなかなかの奇策。通常魔法《モンスターゲート》の発動条件により、《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》をリリースしたことにより、DDのモンスターを利用しながら逆転の芽を掴む手段を手に入れる。あとはアシッド・ゴーレムの特殊召喚封じが無くなった今、《No.9 天蓋星ダイソン・スフィア》を打倒出来るような、そんなモンスターが現れれば。
「僕に応えろ、運命!」
エドのデッキから三枚目。魔法・罠カードが墓地に送られた後にデッキに眠っていた、あるモンスターがエドの手へと導かれた。そのモンスターとは。
「カモン、《D3》!」
《D3》――D−キュービックと呼ばれる、犬型のD−HEROのサポートモンスターが特殊召喚される。さらにその特殊召喚に成功したことにより、永続魔法《D−フォーメーション》が反応していく。
「さらに《D−フォーメーション》のエフェクトを発動! カウンターが二つ乗ったこのカードをセメタリーに送ることで、特殊召喚したモンスターと同名モンスターを、二枚手札に加えることが出来る!」
二体のD−HEROの破壊と引き換えに乗ったカウンターにより、《D−フォーメーション》はそ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ