―運命の決闘者―
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は人間の形となっていき、デュエルディスクを装着していった。
「――もう一度セメタリーへ送り返してやる。DD!」
闇が収束し終わった後にそこにいたのは、かつてのプロデュエリスト《DD》。チャンプにまで上り詰めた後に行方不明になった彼は、確かエドの後見人という顔も持っていて。二人の間に何があったかは知らないが、どちらにもデュエルの準備を完了させる。
『デュエル!』
エドLP4000
DD LP4000
「僕の先攻!」
デュエルディスクが選んだ先攻はエド。五枚のカードをデッキから引き抜き、一瞬だけ確認した後にすぐさま行動に移る。
「僕はモンスターをセット。カードを二枚伏せて、ターンエンド!」
「私のターン。ドロー」
デュエルの進行以外は何も語ることはなく、DDはニヤリと不気味な雰囲気を漂わせながら、旧型のデュエルディスクからカードを引き抜く。先のエドの発言を信じるならば、ダークネスは死者をも蘇らせる力があるのか。それとも、DDはダークネスに取り込まれていたのか。
「このモンスターは手札からHEROを墓地に送ることで、特殊召喚出来る。現れろ《V・HERO ファリス》!」
「HEROッ……!」
DDの手札から特殊召喚されたのはHERO系モンスター。奇しくもHERO使いのミラーマッチとなったこのデュエル、エドが奥歯を噛み締めつつ相手を睨みつけたが、DDは淡々とデュエルを進行させていく。
「《V・HERO ファリス》が特殊召喚に成功した時、デッキからV・HEROを墓地に送ることが出来る。バトルだ、ファリス」
十代やエドが使うHEROとは違う、新たなHEROである《V・HERO》。恐らく下準備だろう動きである、着々と墓地へと送られていく姿を見せながら、同時にエドの布陣へと攻撃を仕掛けた。
セットモンスターに二枚のリバースカード。そこに何の躊躇もなく攻撃したファリスは、その腕から衝撃波を放つと、予想に反してセットモンスターを軽々と破壊する。
「破壊されたセットモンスターは《Dボーイズ》。このモンスターがリバースした時、デッキから新たな《Dボーイズ》を特殊召喚する」
セットモンスターのまま破壊されたモンスター《Dボーイズ》だったが、エドのフィールドには即座に二体のモンスターが現れた。ただしその効果にはデメリットがあるが、エドのリバースカードがさらにもう一枚表側となっていた。
「《Dボーイズ》は自身のエフェクトで特殊召喚された時、その数×1000ポイントのダメージを受ける。だが発動していたリバースカード《レインボー・ライフ》の効果により、ダメージは回復へと変換される」
エドLP4000→6000
手札を一枚コストにするものの、受けるダメージをラ
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