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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
序章〜星杯騎士〜 プロローグ
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コンラートの言葉を聞いたケビンは笑った後、”愚者のロケット”を目の前に掲げた。

「き、貴様ッ……!返せええええッ!!それは私の物だああッ!!」

「残念やけど、こいつは女神に還すべき物。一個人が気軽に持っていていいもんやない。」

大声を上げて怒鳴ったコンラートに対し、ケビンは淡々と答えた。

「こ、殺せ……早くこいつを殺してロケットを取り戻せええっ!!」

コンラートの怒鳴り声の指示に従うかのように黒服達は銃を構えた!それを見た招待客達は逃げ出した!そして黒服達はケビンに銃を連射したが、ケビンは”星杯”のロケットを掲げて透明な障壁をはって防ぎ、それに驚いて攻撃の手を止めた黒服達に素早く矢を撃って、気絶させた!



「う、あ………」

「ヘルマン・コンラート。教会法に基づき、空の女神(エイドス)の名において貴殿の身柄を拘束する。容疑は”アーティファクト”の無断所持、および不正使用や。」

ケビンの強さにコンラートが呆けている中、ケビンはゆっくりとボウガンを構えたまま、近づき真剣な表情で言った。

「こ、こんな事をしてタダで済むと思うなよ!?いくら七耀教会とはいえ、ラインフォルトの取締役である私に手を出したら……」

「あー、それに関しては先方とも話は付いとるわ。どうせあんた、コイツを使って相当無茶なことしてたんやろ?さすがに、各方面で色々と問題が起きたみたいやで?」

「!!!」

「あんたみたいな外様やとさぞかし敵も多そうやしね。ま、運が悪かったと思って大人しくお縄に付いてや。」

「ううっ……うわあああああッ!」

ケビンの言葉を聞いたコンラートは呻いて一歩下がった後、叫びながら銃を構えた!しかしケビンが一瞬の動作でコンラートの腹に拳を入れた!

「ぐうっ………」

そしてコンラートは気絶した。

「ったく。余計な手間、かけさせんなや。」

気絶したコンラートを見て、ケビンは呟いた後、コンラートを担いだ。

「今回はえらい簡単な任務やと思ったけど……生かして捕えるんもそれなりの面倒やなあ……」

「そこまでだ!」

疲れた表情のケビンが呟いたその時、男の声が聞こえた!すると武装した猟兵達が現れた。

「おっと……完全武装して来たか。さすが名高き”北の猟兵”。迅速な対応やね。」

「黙れ……!こうして武装した以上、先ほどのように行くとは思うなよ!」

「言っておくが、この船には1個中隊の戦力が控えている!人質を取ったからといって貴様の逃げ場はどこにもないぞ!」

感心している様子のケビンに猟兵達は怒鳴った。



「ふう……今回はお互いラッキーやね。」

「は……!?」

「な、何を言っている?」

ケビンが突如呟いた言
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