外伝〜奇跡の結婚式〜後篇(SC篇終了。3rd篇に続く)
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は………」
「ああ、そうそう。スイーツなら私の得意分野だから毎食デザートを作るわ。」
「クッ……………わ、わかった。ただし、肉や魚等他の命を犠牲にする食物に関しては口に入れるつもりはないからな。」
「フフ、わかったわ。私はもう少しだけエステルさんと話しているから、貴女も好きな料理を食べて食事の素晴らしさをもっと知って。」
「…………そ、そうか。何かあれば念話ですぐに呼んでくれ。」
エリィの言葉を聞いたメヒーシャはデザートが並んでいるテーブルに向かい、さまざまなデザート料理の皿をとって、食べ始めて、何度も幸せそうな表情をしていた。
「フフ……メヒーシャのあんな幸せそうな顔、初めて見ました。……メヒーシャに食事の素晴らしさを教えてくれてありがとうございます、エステルさん、ニルさん。」
「気にしないで。ニル達の好意だし。……エステル、ニルも食べて来ていいかしら?」
「うん、いいわよ。」
「ありがとう。」
エステルの答えを聞いたニルはメヒーシャのように料理が並んでいるテーブルに向かって、食事をし始めた。
「ついでに………テトリ、永恒、パズモ!」
そしてエステルはテトリ達を召喚した。
「せっかくだし、みんなもパーティーを楽しんで!」
「あ、はい。じゃあお言葉に甘えて一旦失礼します。」
(我はウィル達の元で食事をしている。何か用があれば、ウィル達の所に来てくれ。)
(また後でね、エステル。)
エステルの言葉を聞いたパズモ達はそれぞれ行動に移った。そしてエステルはエリィと別れた後、ある人物――エクリアを見つけて声をかけた。
「あの〜……ちょっといいですか?」
「?私の事でしょうか。」
エステルに話しかけられたエクリアはエステルを見て尋ねた。
「うん、そう。……初めまして、”姫将軍”エクリアさん。」
「!?どうしてその呼び名を………!」
エステルの言葉を聞いたエクリアは驚いた表情でエステルを見つめた。
「えっと実はあたし………」
驚いているエクリアにエステルは自分がラピスとリンの転生した人物であり、2人の記憶も持っていることを説明した。
「………そうだったのですか。まさかイリーナだけでなく、ラピス姫達も転生していたなんて………それで私に何の御用でしょうか?」
「うん。……リウイとの事について。」
「!!」
エステルの話を聞いたエクリアは目を見開いてエステルを見た。
「ニル達に聞いたけど、エクリアさんは昔の自分――”姫将軍”だった頃を後悔しているのよね?」
「…………はい。それがどうかしましたか?」
「リウイ達に今までの事を謝って………和解するつもりはエクリアさんにはない?」
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