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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜幻焔計画〜
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……うふふ、何だかますます興味をそそられてしまうわね。」

カンパネルラの話を聞いた第二柱は妖しげな笑みを浮かべたような声を出した。

「おいおい”深淵”の。あれほど熱を上げていたレオンハルトが”結社”から離れたってのにもう次の男漁りかよ?」

第二柱――”深淵”と呼ばれる蛇の使徒の言葉を聞いた第四柱は呆れた様子の声を出した。

「あら、心外ね。これでもレオンのことはちゃんと哀しんでいるのだから。とうとう最後まで振り向いてもらえず、私以外の他の女――”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”になびいて”結社”を離れたんだから、余計に忘れられそうもないわね。」

「……そうですね。良き剣士であったのに本当に惜しい事になりました。……ですが彼は今以上の良き剣士になると思っています。彼の新しい環境は彼を剣士としてより高みへと目指させる環境でしょうしね………(フフ、奇妙な縁ですね。まさかペテレーネの娘と結ばれるなんて。………私も早く貴方達と邂逅をしたいです。

………陛下、イリーナ様。……そして……私と陛下の血を引きし子、シルヴァンと私にとって初孫のリフィア。)」

”深淵”の言葉を聞き、他の柱――”蛇の使徒”の一人である第七柱もまた、残念そうな声を出した。

「確かに執行者(レギオン)の中で貴公と剣で渡り合えたのは彼くらいであったか………」

「ええ、よく無理を言っては稽古に付き合ってもらいました。彼の新しい環境を考えるといずれは私を上回る剣士となるかもしれません。」

「フフ……確かに貴公と渡り合える実力を持つ”覇王”達の傍にいれば、そうなるかもしれないな………」

第七柱の言葉を聞いた第五柱は頷いたような声を出した。

「ふふ、別に問題はないだろう?戦力全体における損失は極めて軽微――想定の範囲内だよ。今後の影響を考えると”殲滅天使”や”グロリアス”の方が大問題さ。」

「ハハ、メンフィルがまさかあの”パテル=マテル”や”グロリアス”を強奪する事はさすがのあんたでも予想できなかったか。」

ノバルティスの言葉を聞いた第四柱は苦笑するような声で言った。

「……異世界の彼らがそこまで関わってこないと過信していた私達にも非はあるでしょう。博士、貴方が”パテル=マテル”に執着している事や私達もゴルディアス級の重要性は理解しているつもりです。……ですが今、メンフィルとまともにぶつかりあえば勝敗はどちらに傾くかは博士ならご理解していらっしゃいますでしょう?」

「…………………」

そして今まで今まで黙っていた柱――”蛇の使徒”の一人、第一柱に尋ねられた博士は黙り込んだ。



「うふふ……教授の漆黒の坊やへの執着は少々度が過ぎていた気がするけど。」

「そう、そしてそれが彼を滅ぼすき
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