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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜空の女神の目的〜
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歴史”を好き放題にされない為にこの時代に訪れたと言っていた。それと”未来のミント”によると”歴史の流れ”を守る為でもあるそうだ。」

リウイはアリシア女王の言葉に静かな表情で頷いた。



「ええっ!?と言う事は……!」

「”空の女神”とその一族達―――ナユタ殿達やアドル殿達が時空を越えて、現代に降り立った出来事すらも”本来の歴史から改変したゼムリア大陸の正しい歴史”という事ですか!?」

リウイの話を聞いたクローディア姫とユリア准佐は信じられない表情で声を上げた。

「―――その通りだ。それと未来のミントの話では未来でもゼムリア大陸は俺達の世界―――ディル・リフィーナと繋がっているとの事だから、今が”空の女神が認めた正しい歴史”だと思われる。更に”クロスベル帝国”という大国が存在しているとの事だ。」

「そ、そんなっ!?」

「自治州であったクロスベルがたった10年で”帝国”を名乗る程の大国に……」

「そしてその歴史こそが”空の女神が認めた正しい歴史”と言う訳ですか……」

「……………………二大国―――エレボニア帝国とカルバード共和国はどうなったのですか?」

リウイの答えを聞いたクローディア姫は表情を青褪めさせ、ユリア准佐とカシウスは複雑そうな表情をし、目を伏せて黙り込んでいたアリシア女王はやがて目を開いて悲しそうな表情で尋ねた。



「その事についてはミント自身は口にしなかったし、俺も未来の知識を知る事自体は本来なら”禁忌”である事は理解していたゆえ、それ以上聞かなかった。」

「ですが”クロスベル帝国”という大国が10年後――――未来に存在しているという答えだけで、自ずと二大国が”どうなったか”は想像できるかと思われます。」

「それは………………」

「二大国に待っているのは滅亡、もしくは衰退の未来であり、その未来が”空の女神が認めた未来”……という訳ですか……」

リウイの後に微笑みながら答えたルイーネの話を聞いたクローディア姫とアリシア女王は辛そうな表情をした。



「……”空の女神”は”ゼムリア大陸の歴史を守る為”にクロイス家に戦いを挑むような言い方をされていましたが……まさか”空の女神”とその一族達はいずれ現クロスベル政権に戦いを挑むのですか?」

その時ある事が気になっていたカシウスは真剣な表情で尋ねた。

「ああ。そして”その時”とはクロスベルを覆う結界が解け、”六銃士”達がクロスベル解放並びに建国に向けて一気に攻勢を仕掛ける時だそうだ。」

「ちなみにエステル達もエイドス達と共にクロスベル解放を手伝うそうよ?後は残りの”使徒”達やナベリウス、そして”神殺し”達の数少ない味方である”軍神(マーズテリア)”の”神格者”と合流した”神殺し”達も
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