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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜空の女神の一族〜
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ーディア姫やカシウス、ユリア准佐は気を取り直してリウイを見つめた。



「勿論聞いている。『私は本来ならこの時代に存在してはいけない者。この時代の事はこの時代に生きる人々が決める事……それが自然の”理”です。』―――それが空の女神(エイドス)自身の答えだ。」

「それは………………」

「”この時代の事はこの時代に生きる人々が決める事が自然の”理””、ですか……」

「……つまり過去の時代から来ている”空の女神(エイドス)”御自身は例え”空の女神”とはいえ、”空の女神”にとっては未来の人々の問題に介入する権限は最初から存在しないと、自らを律している訳ですか…………」

リウイの説明を聞いたクローディア姫やユリア准佐、アリシア女王は複雑そうな表情をし

「しかし、その説明ですと矛盾が生じます。そのような事を仰っているのに、何故”空の女神”は現代のゼムリア大陸に降臨したのですか?」

「た、確かにそうですね……?」

カシウスの指摘を聞いたクローディア姫は戸惑いの表情をした。



「その事についてですがクロスベルの”至宝”の件が関係しています。」

「ええっ!?し、”至宝”!?」

「”至宝”……―――と言う事はまさか”七の至宝(セプトテリオン)”がクロスベルに!?」

「ならばクロスベルの絶対的な”力”の正体は”至宝”と言う事になりますね。」

「しかしそれでも矛盾が生じます。例え”至宝”が関係していても、”空の女神”自身が介入等おかしな話だと思いますが。”空の女神”の眷属である”彼”―――”レグナート”も”空の至宝”の件は介入しませんでした。」

ルイーネの説明を聞いたクローディア姫とユリア准佐は驚き、アリシア女王は考え込み、カシウスは真剣な表情で尋ねた。そしてリウイ達はクロイス家の野望――――空の女神がクロイス家の先祖に与えた”幻の至宝”の説明や、”幻の至宝”が消滅した後クロイス家は新たな”幻の至宝”を作る為に遥か昔から”銀行家”という表の仮面を被り、D∴G教団を裏から操り続け、”至宝”の研究をし続けた事を説明した。
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