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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜空の女神の一族〜
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リウイの話を聞いたクローディア姫は驚き、ユリア准佐は戸惑いの表情をした。



「――――”時が満ちる”まで”空の女神”達はメンフィル帝国領内でエステル達と共に遊撃士の仕事をし、混迷に満ちたゼムリア大陸の人々を一人でも多く救う為に偽造の戸籍等を俺に手配してもらう為に俺の前に現れたそうだ。その際に”空の女神”自身に先程の戦争の件を話した際、介入するつもりはないと言質を取っている。」

「!?ちょ、ちょっと待ってください!?ま、まさか”空の女神”達は今、エステルさん達と一緒に行動しているんですか!?」

「ああ。エイドス自身は今、レグラム地方でエステル達と共に、アドル達とナユタ達、そして遥か未来から未来のミントの力にて現代に降り立ったエステルの娘であるサティアはセントアークでシェラザード達を手伝っているとの事だ。」

「サ、サティア殿まで……」

「い、一体どうしてそんな事に……」

「…………何ですと?リウイ陛下、今”エステルの娘”と仰いませんでしたか?」

リウイの説明を聞いたユリア准佐とクローディア姫は大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、カシウスは目を丸くして尋ねた。



「フフッ、本名”サティア・ブライト・シルフィル”。数年後に結婚するエステルが産む長女―――いえ、エステルの”養子”――――長女であるミントがいるから次女ね。サティアはエステルの次女であり、先程の話にあった”正義の大女神アストライア”の魂や記憶が覚醒している上、しかもサティア自身の時代ではサティアはゼムリア大陸では”嵐の剣神”の二つ名で知られている”神殺し”セリカ・シルフィルの”第七使徒”にして妻になっているそうよ。」

「………………………」

カシウスの反応を面白がるかのように口元に笑みを浮かべたファーミシルスが説明すると衝撃の事実の連続に反応しきれなかったカシウスは石化したかのように固まり

「ア、アハハ……セリカさんと結婚していると言う事は”未来のミントちゃん”が、10年後の更に未来からサティアさんを連れてきたようですね……」

「……サティア殿の母親であるエステル君もそうですがサティア殿との再会を最も望んでいたセリカ殿が知ったら、どのような反応をするのでしょうね?」

冷や汗をかいて表情を引き攣らせているクローディア姫とユリア准佐は固まっているカシウスを気にしながら呟いた。



「……今はその話は置いておくとしまして……―――リウイ陛下、”空の女神”御自身は貴国とクロスベルが仕掛ける戦争について介入するつもりはないと仰っていたそうですが、何故”空の女神”はそのような事を仰ったか理由は尋ねていないのですか?」

「あ…………」

「「………………」」

アリシア女王の問いかけを聞いたクロ
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