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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第43話
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」
「まあまあ。バリアハート市内に入れたのも彼女のお蔭なんだから別にいいじゃないか。」
疲れた表情で呟いたエステルをヨシュアは苦笑しながら諌めた。
「あはは……それほど大した術ではないんですが。」
「まあ、あの女―――ヴィータの”子守唄”に比べたらさすがに心許ないわね。複数の相手には効かないし、警戒もされるでしょうから多用はできないと思いなさい。」
「フフ、いざとなれば私が”シルバーソーン”か”カオスブランド”で似たような事をしますから私がいる間は安心してください。」
セリーヌの説明の後に微笑みながら言ったエイドスのとんでもない発言にリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「……アンタ、本当に正体隠す気あるの?」
「というか”シルバーソーン”は攻撃アーツだから街中で使ったら色々とマズイでしょうが。」
「エステル、指摘する所が間違っているよ。」
セリーヌは呆れた表情でエイドスを見つめ、ジト目で指摘するエステルの指摘を聞いたヨシュアは疲れた表情で指摘した。
〜同時刻・アルバレア公爵邸〜
一方その頃アルバレア公爵が侯爵邸の中で外の景色を見つめて考え込んでいた。
「―――内戦の戦況は完全に貴族連合に傾いている。ルーファスも”総参謀”として多大な功績を上げ続けておるが……あくまで主導はあの男―――カイエンであるのは変わりない。この状況……何としても覆さねばなるまいな。」
「―――それで先日、ユミルに猟兵を送り込んだというわけですか。皇女殿下を確保することで貴族連合での主導権を握る為に。」
アルバレア公爵が独り言を呟いているとユーシスが近づいてきた。
「……この私に言いたい事があるようだな?級友とやらの故郷に手を出したのがよほど気に喰わなかったと見える。」
「……滅相もありません。ただ、あの一件については兄上からも釘を刺された筈―――今後はどうか、中立勢力への手出しは控えていただければと。それと一刻も早く父上自身がメンフィル帝国に説明と謝罪、賠償等をすべきです。でなければ、最悪の場合メンフィル帝国がエレボニア帝国に宣戦布告をし、そしてメンフィル帝国に宣戦布告をされた責任は全て父上……いえ、”アルバレア公爵家”が負う事に――――」
アルバレア公爵に睨まれたユーシスは静かな表情で答えた後忠告しかけたが
「―――ええい、お前ごときが口を挟むような問題ではない!お前は与えられた仕事だけを黙ってこなしていればいいのだ!」
「……出過ぎたことを言いました。(父上も兄上もわかっていない……メンフィルの強大さを。このままメンフィルと戦争になればアルバレア公爵家だけでなく、エレボニア帝国自体が滅亡するというのに何故それがわからない……!
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