暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第43話
[3/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「ハ、ハハ…………そ、そう言えばエイドスさんは既にご結婚なさっているとの事ですがエイドスさんの伴侶の方は一緒ではないんですか?」
苦笑していたリィンはある事に気付き、気を取り直してエイドスに尋ね
「あ、それはあたしも気になっていたわ。何でその人と一緒に来なかったの??確かその人にも秘密にしているって聞いたけど。」
リィンの質問を聞いたエステルは目を丸くして尋ねた。
「あの人に私がエステルさん達を手伝う理由を説明すれば絶対自分もついて行くと言うでしょうし、それに……―――私は”私自身の戦い”に大切な人を喪いたくありませんでしたから。」
「”エイドスさん自身の戦い”…………」
「……………………」
(…………それが空の
女神
(
エイドス
)
がこのゼムリアに降り立った”理由”ね。空の女神自身が戦う相手って何者なのかしら?)
遠い目で空を見上げるエイドスの様子を見たガイウスは呆け、エマは複雑そうな表情をし、セリーヌは目を細めて考え込んでいた。
「―――それと無自覚で女性を落とすという”悪い癖”があるあの人を連れてきたら、浮気をされるかもしれませんでしたしね。だからあの人には黙ってエステルさん達を手伝っているんです♪」
エイドスの発言によってその場は重苦しい空気に包まれていたが、その空気をぶち壊すかのように空を見上げていたエイドスが膨大な威圧を纏った笑顔でリィン達へと振り向いて答えるとリィン達はエイドスの変貌に驚くと共に脱力した。
「う、浮気をされない為って……」
「そ、そんな理由で連れてこなかったんですか……」
やがて立ち直ったリィンとヨシュアは表情を引き攣らせたが
「……なるほどね。」
「フム…………」
「……それなら仕方ないな。」
「うふふ、そうですわね♪」
「ア、アハハ……」
「……時代は違っても、同じような男はどこにでもいるみたいね。」
「ええっ!?何でそこでみんな、俺を見るんだよ!?」
「しかもエステルまで一緒になってどうして僕まで見るんだい?」
仲間達に一斉に見つめられ、リィンは慌て、ヨシュアは戸惑いの表情をした。
「「リィン(ヨシュア)は黙ってて!!」」
「はい……(り、理不尽すぎる……)」
「すみません……」
そしてアリサとエステルが同時に自分達を睨んで怒鳴ると二人は疲れた表情で肩を落とし
「クスクス…………」
「ハア……”あんなの”が”空の女神”だって言っても絶対に誰も信じないでしょうね…………」
その様子を可笑しそうに見ているエイドスをセリーヌは呆れた表情で見つめて呟いた。
その後街道を進んでいたリィン達はようやくバリアハート市に入る出入
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ