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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第43話
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た。



「ええっ!?」

「あ、あのレオンハルト教官を一人で破ったのですか!?」

「凄いな……」

「ほう……」

「へえ?”執行者”の中でもトップクラスの”剣帝”を相手に一人で勝利するなんて、さすがは”剣聖”に鍛えられた”執行者”って所かしら?」

エステルの話を聞いたリィンとエマ、ガイウスは驚き、ラウラは興味ありげな表情をし、セリーヌは感心していた。



「ハハ……あの時は僕達との戦いでレーヴェも相当疲労していたからね。その時でさえギリギリだったんだから、今戦ったら確実に負けるのは僕だよ。」

「そうかしら?あの時よりもっと強くなっているからわからないわよ?」

「フフ…………―――それにしても”戦術オーブメント”ですか。皆さんは本当にそれがないとアーツを撃てないのですか?」

ヨシュアとエステルの会話を微笑ましそうに見ていたエイドスはある事を思い出して不思議そうな表情で尋ねた。



「え、えっと…………」

「戦術オーブメント無しでアーツを撃つなんて非常識すぎる事ができるのは貴女だけだと思うんですけど……」

エイドスの質問に冷や汗をかいたリィンは困った表情で答えを濁し、アリサは疲れた表情で指摘し

「…………エイドスさんの知り合いはエイドスさんと同じ事ができるのか?」

ガイウスは不思議そうな表情で尋ねた。



「ええ。私の”友人達”も同じ事ができますよ?」

「エ、エイドスさんの”友人達”って…………」

「うふふ、七耀教会の方々にとっては是非知りたい方々に間違いないでしょうね♪」

「というか大方その”友人達”の中に”レグナート”とか、貴女の”眷属”も入っているんでしょう……」

エイドスの答えを聞いたリィンは表情を引き攣らせ、シャロンはからかいの表情になり、セリーヌは呆れた表情で指摘し

「ちなみにコツとかあるの?」

エステルは不思議そうな表情で尋ねた。



「コツ……と言われましても。周囲に漂う霊力(マナ)に呼びかければ普通にできますよ?例えばこんな風に…………――――アルテアカノン!!」

エステルに尋ねられたエイドスは戸惑いの表情で答えた後片手を空へと掲げて叫んだ。すると空が明るくなった後、空から現れた無数の巨大な光の球体が大地に落下し、大爆発を起こした!

「ね?簡単でしょう?」

最高位アーツを苦も無く放ち終えたエイドスが微笑むとリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ

「どこが簡単なのよ!何をしているのかサッパリわかんなかったわよ!」

「というか見本を見せるにしても最高位アーツはやりすぎだと思うんですが………」

エステルは声を上げて指摘し、ヨシュアは疲れた表情で指摘した。


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