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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第42話
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―そうだ。バリアハートに向かう前に君達にぴったりの仕事があってね。よかったら引き受けてくれないかな。」

その時気を取り直したマイルズがリィン達に説明し、それを聞いたリィン達は冷や汗をかいた。

「え、ええと……」

「あれ?まだ片付けていない依頼があったっけ?」

「もしかして僕達がいない間に来た新しい依頼ですか?」

リィンは困った表情で答えを濁し、エステルとヨシュアは首を傾げて不思議そうな表情で尋ねた。



「いや、リィン君達を指名しての依頼があるんだよ。」

「………………?とりあえず見せてもらえますか?」

マイルズから依頼書を受け取り、依頼内容を読むとリィン達を指名した依頼があった。



「なるほど、こういう事ですか。」

「それにこれくらいの量ならこなせそうですね。」

「受けるかどうかは君達にお任せだけど、できればお願いするよ。それじゃあ気を付けて。女神(エイドス)の加護を祈っているよ。……って、あ。別に祈らなくてもちゃんと女神の加護はあるね。ハハ…………」

リィン達に激励をしたマイルズだったがすぐにエイドスに気付いて苦笑し、その発言を聞いたエステル達を除いたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせてエイドスを見つめた。

「何度も言っているように私は”ただの新妻”です♪い・い・で・す・ね〜〜〜〜〜??」

するとその時エイドスは膨大な威圧を纏った笑顔でリィン達を見回し

「は、はいっ!」

エイドスの威圧に圧されたリィン達は思わず姿勢を正して頷き

(やっぱりエステル達の先祖だけはあるね。ああいう強引な所とか、まさに父さんやエステルそっくりじゃないか………)

ヨシュアは呆れた表情でエステルに視線を向けて小声で呟いた。

(ムッ……強引って失礼しちゃうわね!あの不良中年親父はともかくあたしがいつ、そんな事をしたのよ!?)

(自覚すらしていないんだ……もういいよ…………ハア…………)

そしてエステルの答えを聞いたヨシュアは疲れた表情で溜息を吐いた。
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