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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第42話
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ラ……!」
それを見たリィン達はラウラに駆け寄った。
「フフ……みっともない所を見せたな。正直―――両人とも凄まじい眼力と気当たりだった。」
「ああ……こちらにも伝わってきたよ。」
「私達のことも……完全に気付いていましたね。」
「……アタシなんて毛が逆立っちゃったんだけど。」
「次元が違う……そんな気がしたかも。」
「多分、俺の父をも上回るかもしれない……」
「ひょっとしたら父さんともまともに戦えるかも……」
「確かにあの二人ならそうかもしれないね……」
「自らの”力”を試す為に”戦”を望む”獣”…………そんな風にも感じました。」
リィン達が話し合っている中、エステルの感想を聞いたヨシュアも重々しい様子を纏って頷き、エイドスは静かな表情で呟いた。
「それだけ貴族連合の層も厚いということでしょう。アルバレアのルーファス様といい、油断できる相手ではありませんわね。」
「ええ……ですが―――それでも俺達は前に進まなくちゃならない。俺達も出発しよう。ユーシスと再会するために。その上で、どんな道を選んで誰と対立する事になるのか―――それから決めればいい。」
シャロンの言葉に頷いたリィンは決意の表情で仲間達を見回した。
「フフ、そうだな。」
「行きましょう―――”翡翠の都”バリアハートへ。」
レグラムを発つ事を決めたリィン達はクラウスに見送られ、レグラム内でバリアハートへ行く準備を整え始めた。
準備を整えたリィン達はバリアハートに向かう前にエステル達がレグラム支部を去るのでマイルズに挨拶をする事にし、ギルドを訪ねた。
〜遊撃士協会・レグラム支部〜
「お疲れ様、将軍たちにもお帰りいただけたみたいだね。」
「ええ、さすがの迫力で圧倒されましたが……」
「あちらは様子見のつもりだったようですが、不意を突かれてしまいましたわね。」
「わが身の未熟を思い知らされたが……ここで立ち止まるわけにはゆかぬ。今は前に進もうと決めた次第だ。」
「ああ、Z組全員が揃うまであと少し―――必ず全員で再会しよう!」
「はい!」
「うんうん、その意気だ。それでエステル達が彼らと共にいると言う事は……彼らと一緒に行くんだね?」
リィン達の様子を微笑ましそうに見守っていたマイルズはエステル達に視線を向けた。
「うん、ヴァリマールの”精霊の道”だっけ?リィン君達がそれを使ってユミルに戻っているそうだから、それに便乗させてもらうつもりよ。」
「ユミルにはセントアークに繋がる転移魔法陣がありますので、ユミルを経由してセントアークに向かうつもりです。」
「わかった。君達が抜けるのは
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