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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第42話
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してこの中立地帯へいらっしゃったのでしょう?」
「ええ……何らかの理由があると思うのですが……」
リィンの説明に仲間達が驚いている中、シャロンとエイドスはそれぞれ二人を警戒していた。
「―――立ち話もなんでしょう。父の執務室にお通しいたします。クラウス、お茶の用意を。」
「ああ、気遣いは無用だ。この場に子爵閣下がいらっしゃらないというのが何よりの答えであろうからな。」
「それは……如何なる意味でしょうか?」
オーレリア将軍の言葉を聞いて驚いたラウラは真剣な表情で問いかけた。
「なに―――先日トリスタに”紅き翼”が現れたのを咎めようってんじゃない。」
「……っ……」
「ただまあ、誰とやり合うかは見極めておきたかったからな。今のところは中立―――しかし場合によっては自らの信じる”正義”をもって容赦なく剣を振るうって所か。」
「フフ、先走るな准将。まずは正規軍の猛者たち―――”紅毛”と”隻眼”を引きずり出す事から始めよう。ルーファス卿にだけ手柄を上げ続けられるのは癪だからな。」
「ハハ、そうですな。」
「……………………」
膨大な闘気を纏って不敵な笑みを浮かべて会話をする二人に恐れている自分を見せないかのようにラウラは二人の闘気に耐えながら身体を微動だにさせず、静かな表情で二人を見つめていた。
「フフ……できればそなたにもいずれ我が麾下にて剣を振るってもらいたいものだ、そなたの剣筋、精進次第では私をも凌ぐだろうからな。」
「―――身に余るお言葉。ですが、いまだ未熟者ゆえ、先の見通しも立っておらぬ身。せめて父から一本取れるようになってから声をかけて頂けると。」
「うむ、愉しみにしている。それでは准将―――これにて失礼するとしようか。」
「ええ、そうですな。―――そちらにいる面々もできれば紹介して欲しかったが。」
ウォレス准将が視線を向けた先―――客室の一室にいるリィン達は驚いた。
「ハハ、嬲るな准将。まあ、その若き気当たり達とその中にいるこの私をも超えると思われる気当たりを持つ者―――今は覚えておくだけとしよう。」
「承知。」
「……お構いもできず失礼いたしました。クラウス、お見送りを。」
「ハッ、それでは―――」
ラウラに指示をされたクラウスは玄関を開け、玄関に近づいたオーレリア将軍はクラウスに声をかけた。
「フフ―――師範代。折角だからそなたと久々に手合わせしてから帰るかな?」
「いやいや、この老骨では将軍方のお相手などとても。」
「ハハ、そう言いながらアンタ、全然隙がないじゃないか。」
クラウスに一声かけた二人が子爵邸から出て行くとラウラは崩れ落ち
「ラウ
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