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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第41話
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は………………」

「…………………………」

「ま、確かに”貴族派”と”革新派”を纏めきれなかったユーゲント皇帝の責任は完全にないとは言い切れないわね。」

「セ、セリーヌ。」

エイドスの答えを聞いたラウラは複雑そうな表情で目を伏せているガイウスと共に黙り込み、セリーヌの言葉を聞いたエマは不安そうな表情をしてセリーヌに視線を向けた。



「……気になると言えば、Z組の最後の方もそうですわね。残る一人はユーシス様のみですか。」

その時シャロンが重くなった空気を変える為に話題を逸らした。

「……そういえばレグラム方面にしばらくいたみたいだが……ラウラ達は行方を知らないのか?」

「ええ、リザイラさんの魔術で学院を離脱した時は一緒だったんですが……」

「ユーシスも故郷の方が気になっていたようだな。つい先日、鉄道を使ってバリアハート方面に向かったのだ。」

「そうか、それで……」

「だったら少しは安心だけど……」

「”翡翠の公都”バリアハート―――貴族連合の本拠地の一つか。今も鉄道を使えるのか?」

最後のメンバーの居場所がわかった事に安堵したリィンは真剣な表情で尋ねた。



「いや、彼が発った後、貴族連合に大幅に規制されてな。どうしたものかと我らも考えあぐねてな……エステル殿達が近日中にセントアークのギルドに向かう為にケルディックに向かうとの事だから、それに便乗しようと思っていた所だ。」

「え……エステルさん達はセントアークに向かう予定があるのですか?」

ラウラの話を聞いたリィンは目を丸くしてエステル達を見つめ

「うん。既にケルディックに訪れた事があるリィン君なら状況も知っていると思うけど、エレボニア帝国領に隣接しているメンフィル帝国領は内戦の影響で様々な問題が起こり続けていて、ギルドも応援のあたし達が来ても手が回らない状況なの。それで3日前あたりにセントアークのギルドから本部が手配した人達が到着するまで手伝ってくれって応援要請が来ちゃってね……先にミントとフェミリンスをケルディックを経由してセントアークに向かわせて、あたし達はラウラさんとエマさんが何とかはぐれたZ組の人達と合流するのを見届けてから行こうかなって思っていたのよ。」

「ちなみにケルディックに向かう理由はケルディックにある転移魔法陣を使う為だよ。ケルディックにもメンフィル帝国が設置した他の地方と繋がっている転移魔法陣があるからね。」

「そうだったんですか…………ラウラと委員長の為に無理をして残ってくれてありがとうございました。」

エステルとヨシュアの話を聞いたリィンは二人に頭を下げ

「アハハ、お礼なんて別にいいって。あたし達は大した事はしていないし。」

エステルは苦笑しなが
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