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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第41話
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国がエレボニア帝国との開戦をする時期ですわね。」

「はい…………話に聞く所、開戦に備えて本格的な準備をしているとの事ですし……」

「……エステル殿。貴女はリウイ陛下達と親しい間柄。エレボニア帝国に戦争を仕掛ける日を一日でも遅く思いとどまって頂くように進言する事は不可能だろうか?」

シャロンの話にエマは辛そうな表情で頷き、ラウラは真剣な表情でエステルを見つめた。



「うーん、メンフィル帝国に関してはあたしも何とかしてあげたい所だけど、リウイ達を説得しようにも肝心のエレボニア帝国がユミル襲撃の事件が起こってから1週間以上も経っているのに未だメンフィル帝国への謝罪や誘拐したエリスちゃんの返還をしていないんでしょう?肝心のエレボニア帝国がそんな態度を取り続けていたら、説得のしようがないわ。それに説得をするにしても第三者の立場であるあたし達だけじゃなく、例えばオリビエとかエレボニア皇族の人がその場にいて、メンフィルに直接謝罪をする必要があると思うわ。」

「……この際ハッキリ言わせてもらうけど、現時点では”遊撃士協会”も力になれないと思う。現時点のエレボニア帝国は”メンフィル帝国に対する謝罪の意を全く示していない上メンフィル帝国との戦争を回避したい意思も示していない”から、第三者の立場である遊撃士協会は仲介のしようがないよ。」

「そうですか………………」

エステルとヨシュアの話を聞いたリィンは辛そうな表情で肩を落とし

「…………貴女は……エイドスさんはメンフィル帝国とエレボニア帝国の外交問題についてどう思っているのだ?」

ガイウスはエイドスに視線を向けて尋ね

「あ…………」

「さすがのメンフィルと言えど、ゼムリア大陸の人々が遥か昔から崇め続けて来た”空の女神”直々の御言葉なら無視はしないと思われますし、七耀教会も全面的に仲介に協力すると思いますわ。」

ガイウスの質問にアリサは呆けた表情で静かな表情のシャロンと共にエイドスを見つめた。



「………―――何故、そこで”ただの新妻”の私に質問をするのかわかりませんが……先程セリーヌさんが仰ったように”空の女神”の”眷属”が”人”の事情に介入しないのですから、”空の女神”も同じだと思います。それに”私自身”はエレボニア帝国がメンフィル帝国の逆鱗に触れ、滅亡の危機に陥ってしまったのもエレボニア帝国の”自業自得”だと思っています。内戦を引き起こした貴族達や貴族達が内戦を起こす原因となった宰相……宰相の強引な政策によって得た利益等を手に入れる為に多くの人々の怨嗟の声を無視して来たエレボニア帝国自身…………―――そして貴族達を含めた”民”達を纏めきれず、むざむざと内戦を引き起こしてしまったこの国の”皇”の責任でもあると思っています。」

「それ
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