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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第39話
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「さっき”ブレイサーロード”達と出かけたとか言ってたわよね?」
「ああ、ついさっきの事なんだが……エマさんが”ローエングリン城”に”何かの気配”を感じたらしくてね。急いでエステル達とボートに乗り込んで、調査に向かってしまったんだ。」
マイルズの話を聞いたリィンとガイウスはローエングリン城であった不思議な出来事を思い出した。
「あの湖の古城か……以前の実習の時もオレたちで向かったが。」
「たしかリィン達も前に探索したのよね?」
「ああ、あの時も何やら不可思議な異変が起きていた。そんな場所に、遊撃士の中でも相当な使い手であるエステルさん達がいるにも関わらず二人も向かってしまったんですか?」
「ええ……わたくしやエステル様達もお止め差し上げたのですが。”この程度の事を片付けられなくては仲間との再会は果たせない”―――他ならぬお嬢様方がそのようにおっしゃいまして。」
クラウスの話を聞いたリィン達はクラウス達に反論しているラウラやエマの様子をふと思い浮かべた。
「ええ……目に浮かぶようだわ。」
「……ったく、あの子も強情っぱりなんだから。」
「やはりここは、わたくしたちもご加勢に向かうべきかと。」
「ええ、行きましょう―――ローエングリン城へ!」
シャロンの言葉にリィンは力強く頷いた。
「はは……さすが聞いていた通りだな。君達が行ってくれればお嬢さん方やエステル達も心強いはずだ。」
「皆様……お嬢様がたをよろしくお願いいたします。古城へ向かうためのボートはすぐに手配いたします。準備を整えた上で、船着き場へお越しください。」
「わかりました。どうかお任せ下さい。」
「よろしく頼むね。……あ、そうだ。エステル達に会うならエステル達と一緒にいる”正体不明の謎の協力員”である”彼女”の事も今の内に教えておくよ。」
ある事を思い出したマイルズはリィン達を見回した。
「エステルさん達と一緒にいる”正体不明の謎の協力員”、ですか?」
「”彼女”と言う事はその人は女性なんですか?」
マイルズの言葉が気になったリィンとアリサはそれぞれ不思議そうな表情で尋ねた。
「ああ。応援要請でセントアーク支部に向かったミントとフェミリンスさんと入れ違いの時期になるんだけど……どこで出会ったのかエステル達も教えてくれないある女性がエステル達と一緒に今もいるんだ。エステル達の話だと何でも彼女達と古い知り合いだそうなんだが……エステル達にその女性の詳しい事を色々聞いても誤魔化すんだよ。」
「エステルさん達も教えてくれない出身不明の謎の女性ですか……」
「少し気になるな。」
「そうですわね……かの”剣聖”のご息女であられ、”リベールの異
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