暁 〜小説投稿サイト〜
SwordArtOnline~The Wroght Wizard~
紅い騎乗兵に似た何者かと白いコートを着た魔法使い
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が4である。ちょっと待て、何でそっちが早くレベル4なんだ!?

「ちょい!!イスカンダル、何でレベル4行ってるんだ!?」

「ふっ、質より数だろう?物量で一気にやらせて貰った」

憎たらしい笑みを溢しながら着実に伐って行く。流石にそれでは不味いと思った俺は、辺りを見て___念を置いて索敵もしておき___それを唱えた。

「投影、開始!」

両の手に現れるは黒い洋弓と矢。父さんが使う洋弓を少しばかり投影させて貰い、矢をつがえる。

「赤原を往け、火の猟犬!」

そして、それを放つ。

赤原猟犬(フルンティング)!」

放たれた赤き矢は追尾するようにリトルネペントに飛んでいき___貫通して突き刺さっていく。
所謂、赤原猟犬を更に改造した赤原猟犬IIと言った所か。ただまぁ、通常より投影に掛かる魔力は倍増するが。

「なっ!魔術を使うか貴様!!」

「質より数なら此方は魔術で数をやりますよ!!」

ヒャッハー!と叫びながら更に投影した干将・莫耶で次々と伐っていく。

「いや流石にチートだ!!止めろ!!」

「へーい」

イスカンダルが注意した直後に俺は投影を止める。しかし、辺りのリトルネペントは一掃され、なんと言うか俺達は同じレベル5になっていた。そして、足元には?リトルネペントの胚種?が転がっていた。

「……常々言うが、魔術は神秘だ。私だから良いものの、他の者に見られたらその時点で神秘を失うと思いたまえ」

頭がいたいと言う主張をしながら、イスカンダルは言う。まぁ、ぐうの音も出ない正論なので黙っておく。

「さて、クエストはこれでクリア出来る。不本意だがな」

「クリア出来りゃ何でも良いだろ」

「君にはゲームの楽しさを一度じっくりと話す必要性が在るな……」

イスカンダルはそう言うと、先に歩いていく。そのあとを、俺は小走りに走っていった。



?森の秘薬?クリア報酬として、アニールブレードを手に入れた俺達二人は、一度始まりの街に戻ってきていた。
理由としては、レベル的に居るのは何かとやっかまれるかも知れないことと、アニールブレードを持っている時点で怪しまれるからだ。自分がテスターって公言してるもんだしなぁ。

「さて……では私は仕事を放って来たので落ちるとしよう」

「オイコラ教師、それで良いのか」

仕事を放ってまで来るかと思いながらも、俺はお疲れ様と言って離れる。

しかし、アインクラッドがゲームで在ったのは、正しくこの瞬間までであった。

「……む?」

イスカンダルが声を上げる。

「どうした、ロード=エルメロイ」

「……いや、ログアウトボタンが消失している」

「何だと……?」

俺もウインドウを開いて確認する
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