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SwordArtOnline~The Wroght Wizard~
紅い騎乗兵に似た何者かと白いコートを着た魔法使い
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「おー、見事に戻って来たなー」
実に四ヶ月振りに、アインクラッド第一層?始まりの街?に脚を踏み入れた俺は、ウインドウを操作しβテストのデータを引き継いだ物を装備する。
設定が完了すると、その身体には純白のコート___正式名称?グロリアース・イブニング?___が現れる。
流石に武器を出すのは憚られるので、一応一定の層になったら解放してやろうと思い、装備欄に初期の片手剣?スモールソード?を選択し装備。すると、背中に重みのある物が装備された。
「さてとぉ……、まずはホルンカで?森の秘薬?を受けて_____」
と、そんなことを考えていると見覚えのある武器屋に、とても似合わない巨体の人が立っていた。
「ふむ……、こんなものしかないのか。まぁ、仕方あるまい。ホルンカに行けば森の秘薬クエを受けられるからな」
巨体の割に棲んだ声質をしている。
まさか、いや十中八九間違い無い。知り合いだ。しかもリアル。
更に強いて言えばあんな巨体で紅いマントを装備する
人間
(
プレイヤー
)
となると完全に一人しか居ない。
俺は近付くと、呆れ気味にその人物に話し掛ける。
「……何やってんだ、ロード=エルメロイ」
「ん?ああ、君かエミヤ」
身体を此方に向け、その顔で挨拶をするこの人は、人が人ぞ知る時計塔の名物教師、ロード=エルメロイ二世である。……ゲーム好きなのが玉に傷だが。
「君も来たな。やはり、大体の初期組はログインしていると見て間違い無いな」
「と言うかその顔でそんな声出さないでください」
「む?ああ、済まんな。慣れてくれ、どうしてもこの姿でやらなければならない事情が在るのでね。まぁ、当人も聞いたらやりたがっただろうが」
少し寂しそうにするロード=エルメロイ。と言うかその顔で哀愁漂わせないでほしい。
「所で森の秘薬クエ行きません?多分、適当にここら辺やっててもその内POP枯れるだろうし」
すかさず提案をしてみる。さっき森の秘薬クエと口にしていたからこの街を出たら真っ先にホルンカにいく予定だったのだろう。
「うむ、別に構わんが……。大丈夫か?」
「まぁ、いざというときは投影使うんで」
「ちょっと待て、気軽に使おうとするな馬鹿」
そんな会話をしながら、俺達はパーティを組んで一路ホルンカへと脚を向けた。
因みに余談だが、ロード=エルメロイのキャラ名は?Iskandar?、イスカンダルと読むらしい。……はて、何処かで聞いたような気がする。
「ホイサァ!!」
「ハッ!」
時刻は二次半を回っており、少々光源が乏しい。
それでも、俺___エミヤとイスカンダルはリトルネペントを伐っては吹き飛ばし、伐っては吹き飛ばしを続けていた。一応補足だが俺がレベル3、イスカンダル
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