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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第34話
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、セリーヌは真剣な表情をした。



「……でも、どうしてシャロンがそんな時にこんな所へ?内戦が始まってからはルーレに戻ったんでしょう?シャロンがいれば、母様だってきっと安心だったでしょうに……」

「ふふ、お嬢様の居場所がやっと掴めましたので。それに……会長の指示でもありましたから。」

「母様の指示で……!?」

「ええ、しばらくお嬢様たちのお手伝いをするようにと。ルーレを出て以来、会長との連絡は付かなくなってしまいましたが……」

「…………」

シャロンの説明を聞いたアリサは不安そうな表情で黙り込んだ。



「アリサ……」

「……ううん、大丈夫。あの母様だもの……きっと無事でいると思うし。今は自分自身のやるべきことをやっていくわ。いつか母様と約束した……自分の”道”を示すためにも。」

「お嬢様……」

「うむ、それがよかろう。」

アリサの決意をシャロンは驚きの表情で見つめ、グエンは静かな表情で頷いた。するとその時何かの駆動音が聞こえて来た!



「この音は……!」

「!まさか……!」

音を聞いたシャロンとクレア大尉が血相を変えると何と軍用艇、機甲兵、そして猟兵の混合軍がラクリマ湖畔に近づいてきた!



「貴族連合軍……!?撤退したはずでは……!」

貴族連合の登場にセレーネは信じられない表情をし

「クッ、撤退したと見せかけて本土からの援軍と合流し、迂回してこちらに来たのではないでしょうか……!?」

「―――恐らくそうだろうな……しかし、何故ゼンダー門に攻撃せず、こちらに来たのだ……!?」

副官の推測に頷いたゼクス中将は厳しい表情で貴族連合を睨みつけた。



「―――見つけたぞ、”灰の騎神”!今度こそ我らがカイエン公の為にその命、もらい受ける!そして賊軍に手を貸す原住民もこれを機会に滅ぼしてくれる!」

「何ですって!?」

「待て!―――手を出すなら我ら正規軍だけにしろ!彼らは正規軍とは無関係だ!」

「不味いわね……ヴァリマールはさっきの戦いで大分消費したし、さすがにあの数相手は……!」

「クッ……!」

機甲兵から聞こえて来た操縦士の声を聞いたアリサは驚き、ゼクス中将は厳しい表情で声を上げ、セリーヌとリィンは唇を噛みしめ

「………………」

「に、にいちゃん……」

「ふえ……」

「クッ……どうすればいいんだ……!?このままではみんなが……!」

ラカンは厳しい表情で黙り込み、ガイウスの妹達は不安そうな表情をし、ガイウスは唇を噛みしめたその時、突如先頭の機甲兵の部隊の足元から巨大な竜巻が発生した!



「うおっ!?」

「な、なんだ……!?」

突如発生した竜巻
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