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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第34話
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マールに攻撃を仕掛けたが

「――――甘い!」

ヴァリマールは機体を僅かに逸らして攻撃を回避した。



「今よ、リィン!行くわよ!!」

「任せてくれ!」

するとその瞬間アリサの号令に応えるかのようにヴァリマールは剣に炎を纏わせ

「「神技――――陽光剣!!」」

強烈な一撃をシュピーゲルに叩きつけた!

「グアッ!?馬鹿なッ!?」

騎神と”準契約者”の協力技(コンビクラフト)である強烈な一撃を受けてしまったシュピーゲルはダメージに耐えられず、戦闘不能になって地面に膝をついた!



「ぐわあっ……!?」

「お、おのれ……!まさかここまでとは……!」

「―――勝負あった!この上、やり合うならいくらでも相手になるぞ!」

「ぐうううっ……―――ええい、撤退だ!”監視塔”は一端放棄する!各自、軍用艇にて離脱!援軍の部隊に合流せよ!その後この屈辱を何倍にしても返すぞ!」

「は、はッ!」

そして機甲兵からそれぞれ操縦者である領邦軍の兵士や隊長が降りた後地上に離陸した軍用艇に乗り込み、軍用艇はその場から飛び去って行った!



「見て、逃げて行くよ!」

「ふふ、予定とは違いましたが……」

「作戦成功ですわね♪」

その様子を見ていたエリオットは声を上げ、クレア大尉は苦笑し、セレーネは微笑んだ。



「クスクス……さすがはリィン様ですわね。」

「ま、まったくもう。本当に無茶ばかりして……」

「ああ……だが、だからこそリィンだ。」

シャロンは微笑み、苦笑するアリサの言葉にガイウスは静かな笑みを浮かべて頷いた。

「そしてそんな無茶なご主人様だからこそ、貴女は入学当初からご主人様を気にかけていたとベルフェゴールから聞きましたが?」

「あらあらまあまあ……!それは初耳ですわね♪後で是非、詳しい話をお聞きしたいですわ♪」

「シャロン!というかベルフェゴールも余計な事ばかり覚えていて……!」

「ア、アハハ……元気だして、アリサ……」

意味ありげな表情でアリサを見つめるリザイラの言葉を聞いたシャロンはからかいの表情になり、怒りに震えているアリサを見たミルモは苦笑した。



「フフ……どうやらここが潮時のようだ。かの”灰の騎神”の姿もしかと見届けさせてもらったし、この地での未練はない。構わないかね、黒兎君?」

「―――特に問題は。脅威度の再評価という点では非常に有意義でした。」

一方ブルブランとアルティナはアリサ達から距離を取り、ブルブランの術によって消えようとしていた。



「逃げる気……!?」

「―――動かないで!まだ、聞きたい事が……!」

仲間が二人を睨んでいる中クレア大尉
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