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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第33話
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束させていただきます。」

「なに、しばしの間、この地での滞在を認めよう。高原に広がる”焔”を、心行くまで眺めていたまえ。」

「ぐっ……!」

ブルブランの言葉にガイウスは悔しそうな表情で唇を噛みしめた。

「させ『ふふふ、まさかこの程度の術で私達に勝利したとお思いですか?』……え?リ、リザイラ……?」

そしてリィンが”獣”の”力”を解放しようとした瞬間、突如リザイラの笑い声が聞こえ、呆けた様子でリザイラに視線を向けた。



「ほう……?」

リザイラの言葉にブルブランが興味ありげな表情をしたその時!

「――――ハッ!!」

何とリザイラは膨大な魔力を全身から解放して自分の影を止めている短剣を吹き飛ばした!



「ええっ!?」

「な、何をしたの、リザイラ!?」

「内に秘める膨大な魔力を解放して、その衝撃であいつの術を破ったのよ。……まあ、あんな荒業、”精霊王”みたいな”規格外”なクラスでないと無理でしょうけど。」

それを見たエリオットとアリサは驚き、セリーヌは二人に説明し

「ふふふ、別に私でなくても最上位の”精霊”へと”昇格”したミルモでもできるはずですが?」

「ええっ!?そ、そうなんですか!?」

リザイラの説明を聞いたセレーネは驚きの表情でミルモに視線を向けた。



「よ〜し、やってみるぞ…………!はあああああ…………―――――やあああああっ!!」

するとミルモも続くように膨大な魔力を解放して自分の影を止めている短剣を吹き飛ばした!

「ミルモ……!」

「ほえええええ〜!?ミルモまでリザイラと同じ事をした〜!?」

「これが異種族――――いえ、”精霊”の力……!」

それを見たアリサは明るい表情をし、ミリアムとクレア大尉は驚いた。



「……脅威度大。ブルブラン様、まずはあの二人を速やかに制圧するべきです。」

一方アルティナは厳しい表情でリザイラとミルモを見つめ

「ハハハハハッ!さすがは要所要所で彼らを助けてきた異世界の騎士(ナイト)達!”福音計画”の際、他の”執行者”達やこの私にも苦汁を舐めさせたかの”ブレイサーロード”や”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”の騎士達を思い出させてくれる!ならば、こちらも本気で―――!」

ブルブランが高笑いをしながらステッキを構えたその時!



「この大自然の破壊を望む愚か者達には精霊王女たる私が直々に”躾け”をしてさしあげましょう。――――リスレドネーの支配!!」

リザイラが全身から膨大な魔力を解放するとブルブランとアルティナの周囲に突如謎の霧が現れ

「え――――」

「むっ!?」

二人は霧に包みこまれた。





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