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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第31話
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「あんな子が……!?それにあの黒い人形って、どう見ても……!」

「も、もしかして……」

リィンの話を聞いたセレーネは怒りの表情で少女を睨み、アリサとエリオットは戸惑い

「んー……」

ミリアムは考え込んでいた。



「君は一体何者だ……!?”結社”の仲間なのか!?エリスと皇女殿下は―――あの二人はどうしたんだ!?」

「”結社”――――”身喰らう蛇”の俗称と推定。否定――――そちらには属していません。」

リィンの怒りの問いかけに対し、少女は淡々と答えた。

「フフ、残念ながら彼女は結社の一員ではない。まあ、全く関係がないとは言い切れないのだが……とりあえず我々と同じ、貴族連合の協力者の一人でね。」

「と言う事はクロウさんも…………」

ブルブランの説明を聞いたセレーネは不安そうな表情をした。



「―――あまり時間を消費するわけにもいきません。これ以上のやり取りは無意味と判断します。わたしはアルティナ。アルティナ・オライオン。コードネームは”黒兎”。そしてこの子は―――”クラウ=ソラス”。」

「―――――」

「これより制圧を開始します。」

そして少女―――アルティナは地上に降り立ち、名乗り上げた!



「くっ……」

「”黒兎(ブラックラビット)”―――それに”オライオン”……!」

「あはは、何だか知らないけどやる気みたいだねー。行っくよー、ガーちゃん!」

「――――――」

アルティナに対抗するかのようにミリアムはアガートラムを召喚してアルティナと対峙した!

「ハハハ、黒と知らの競演とはなかなか気が利いている……!さあ、”Z組”の諸君!青き果実があれからどれほど甘く、狂おしく熟したか――――今こそ味わわせてもらおうか!」

するとアルティナに続くようにブルブランも地上に飛び降りてステッキを構えた!



「―――来る!力を貸してくれ―――リザイラ!」

「お願い、ミルモ――――ッ!!」

「高原を渡る風よ……オレたちに力を―――!」

リザイラとミルモを召喚したリィンとアリサは仲間達と共にブルブランとアルティナとの戦闘を開始した!
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