外伝〜オーバルギア開発計画〜後篇
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晶回路を取り付けて回った。
「な、何しやがる………?」
「実験中は、君の身体データをリアルタイムで取らせてもらう。この試作機の基本的な運動性能は恐らく今の君と同等か、少し上だ。性能比較には丁度いいだろう?」
「うっ………実は嫌がらせとかじゃねぇだろうな………」
ダンの説明を聞いたアガットは溜息を吐いた。
「はは、気にし過ぎだね。………さてと。それではエリカさん、お願いします。」
「よし、行くわよっ!」
ダンの言葉にエリカは頷いた後
「フウウウゥ………フンッ……!フンヌッ!がーーーーっ!!がぁーーーーーっ!!しゃおおおおん!!ゴォォォォォ………!!」
周囲を激しい動きで動き回りながら叫び、立ち止まった後すざましい”気”を溜めた!
「な、何なんだ、あれは………」
「エリカさんの『成功音頭』だ。大きな実験をする前には必ず行う。」
「シャアァ!気合満点ッ!!………よし、セットアップ完了!」
エリカの行動に戸惑っているアガットにダンが説明をしていたその時、エリカは溜めていた”気”を放出させた後、すざましい早さの指使いで機械の操作をしていた。
「お、お母さん……まだあんなのやってたんだ………」
「フン、ただのジンクスじゃろ。統計的に見ても、成功率は大して変わっとらんの〜。どーれ、シークエンス管理はワシが代わってやろう……」
ティータは恥ずかしそうな表情で呟き、博士は呆れた後、勝ち誇った笑みでエリカに近づいたが
「ファイヤァ〜!!」
「ぐほうっ!?」
エリカに吹っ飛ばされた!それを見たアガットは冷や汗をかいた。
「………気が立ってるから刺激しないように。」
(お、恐ろしく疲れる………)
ダンの忠告を聞いたアガットは溜息を吐いた。そして実験は順調に進み、最後の実験――模擬戦闘に移った。
「最後は総合能力を見る為、模擬戦闘を行ってもらう。両者、位置についてくれ。」
「はいっ!」
「へいへい。」
ダンの言葉に頷いたティータとアガットは戦闘配置について、ティータはオーバルギアに付いている武器を構え、アガットは浮遊都市でウィルからもらい、そのまま使い続けている両手剣――デュランダルを構えた。
「……わかってるとは思うけど、オーバルギアだけを狙う事。ティータにカスリ傷一つ付けたら………即死罪、よ。」
「……だから、わかってるっつんだろ。」
エリカの忠告を聞いたアガットは呆れて溜息を吐いた。
「……準備は良いかな?」
「ああ………いつでも来いや!」
そしてアガットとティータは模擬戦闘を始めた!オーバルギアを操作するティータの攻撃は接近をすれば、斧のような武器で攻撃し、離れれば機銃や特殊な
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