外伝〜オーバルギア開発計画〜中篇(後半)
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、こんなに物わかりが悪いだなんて。」
アガットの答えを聞いたエリカは苦笑しながら溜息を吐いた後
「……自分の罪くらい自覚しておきなさいよ………!」
目を妖しく光らせてアガットを睨んだ!
(な、何なんだコイツ………?目がまともじゃねえぞ………)
エリカに睨まれたアガットは戸惑った。
「……いいこと?耳の穴かっぽじって聞きなさい。この依頼はね、オーバルギアと貴方を比較して、機体性能を調べるためのものなの。……つまり、貴方はオーバルギアの改良に貢献するのよ!ふふ、そうすれば貴方の罪も………」
「……何をワケのわかんねぇ事を………いいか、依頼ってのはな、本当に困ってるやつが出すもんだ。……遊撃士は便利屋じゃねぇ。あんたみてえな冷やかしに付き合ってるヒマはねーんだよ。」
エリカの説明を聞いたアガットは溜息を吐いた後、呆れた表情で説明した。しかし
「……………クスッ…………あらあら、恐いのかしら〜?リベールからメンフィルに預けられている重罪人――”剣帝”に一人で無謀に挑むような男が。」
エリカは口元に笑みを浮かべて挑発した。
「………………ぁあ?………ってか、何でアンタが奴の事を知っているんだよ?奴の処遇について知っている奴らは限られているはずなのに………」
エリカの挑発を聞いたアガットはエリカと睨み合い、言い合いを始めたその時、ティータが入って来た。
「ティータ………?」
ティータに気づいたアガットは呆け
「あ、アガットさん………!?それにお母さ………」
ティータは驚いた後、エリカに気付いたが、エリカがティータの前に立った。
「そうそう……もう一つ言っておかなくちゃ………私のティータの半径100セルジュ以内に近づくな!!わかったな、この身の程知らずが!」
そしてエリカはアガットを睨んで怒鳴った!
「お、おいちょっと待てや………」
エリカに怒鳴られたアガットは戸惑いながら尋ねようとしたが、エリカは電光石火の速さでティータを連れてどこかに去った。
「お、おいっ………?何だったんだ、あいつ………?それにティータを連れて行きやがったが………」
その様子を呆けて見ていたアガットは戸惑った後考え込み
「まさかあのチビスケ、どっかの危ないヤツに攫われやがったか………!?」
ある推測をして顔色を変えた。
「その心配はないわ。」
その時、その様子を黙って見守っていたキリカが声をかけた。
「……キリカ、いたのかよ。」
キリカに気づいたアガットは驚いた後、受付に近づいた。そしてキリカは説明をした。
「彼女はエリカ・ラッセル。ティータの母親よ。」
「………母親………?アイツが、ティータの?………
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