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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
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明した。

「エリカよ、くだらんこと言っとるヒマがあったら論文の一つにでも目を通したらどうじゃ。まったく、これじゃから……」

「……いま、ユリア様達を侮辱した?」

呆れて言った博士の言葉を聞いたエリカは静かな怒りを見せて、席を立って博士を睨んだ。

「さー、なんのことじゃ?ユリア大尉とはアルセイユ搭乗中によくお茶した仲じゃからのう。ちなみにプリネ姫やツーヤにはお菓子を作ってもらい、ミントにはコーヒーを入れてもらった事もあるし、ミントとツーヤの幼い姿も知っとるぞ。うむ、みな見どころのある………」

自分を睨むエリカに博士は勝ち誇った笑みで話し続けたその時、エリカは博士の胸ぐらを掴んだ。

「このクソジジイが……その減らず口を塞いでくれるわっ……!

「どーじゃ、羨ましいか?羨ましいかの〜?」

そしてエリカと博士はまた喧嘩を始めた!



「もう、2人とも!すぐに喧嘩するんだから………………………………」

その様子を見たティータは呆れた表情で席を立って、じっと見つめた。

「………ティータ?どうかした?」

ティータの様子に気付いたダンは席を立って、不思議そうな表情でティータに近づいて尋ねた。

「う、ううん……こうやってお母さんとお祖父ちゃんが取っ組み合いしてるのを見るのも……え、えへへ……久しぶりだなぁと思って……」

「うん、そうだね………」

ティータの言葉に頷いたダンはティータと共に微笑ましい表情で喧嘩をしている2人を見つめた。そして少しの間見つめたダンはティータを見てある提案をした。

「ティータ、後で一緒にお買い物に行こうか。今日の夕飯は僕が作るよ。」

「えっ、本当……?……お父さんの作るご飯も久しぶりだね。」

「しばらくはお仕事も入ってないからね……今日からしばらく僕がご飯を作ります。」

「え、えっと………じゃ、じゃあ私も手伝うね……」

ダンの提案を聞いたティータは嬉しそうな表情でダンを見て言った。

「あはは………よろしくね、ティータ。」

その日の夕食は、とびっきりのご馳走だった。ティータは久しぶりに家族に囲まれ、幸せな時間を過ごした。そして夕食後……



〜夜〜



「ティータ、もういいよ。あとはやっておくから、今日はもう休みなさい。」

「ううん、このくらいいつもやってるから。お父さんこそ、先に休んでいいよ。本当はお仕事、大急ぎで片づけてきたんでしょ?」

ダンの提案を聞いたティータは断り、尋ねた。

「え、ええっと……はは、ティータも鋭い事を言うようになったね。わたしももうすぐ13だよ。子供じゃないんだからぁ。」

ダンの言葉を聞いたティータは笑顔で答えたその時

「こ、これは……!」
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