外伝〜オーバルギア開発計画〜前篇
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ダンの言葉に頷いたティータは笑顔を見せた。
「はあ……やっぱりかわいいわ〜!!どーれもう一度………♪」
「も、もうお母さんってば………」
「エリカさん、抱き締めるのは着替えてからの方がいいよ。その整備服には色々なセンサーが仕込んであるからね。」
エリカの行動を見たティータは呆れ、ダンは諌めた。
「あ、ああ……そうだったわね。じゃ…………先に済ませてしまいましょうか。さあ……例の赤毛男はどこかしら?」
そしてエリカはゴーグルをつけて、呟いた。
「えっと………??赤毛って、アガットさんのこと?」
「そう、ソレよソレ。リベールに帰ってきたからには、一度アイサツしておかなきゃね〜。」
戸惑いながら尋ねたティータの言葉にエリカは笑顔で頷いた後
「……索敵モード・オン………対象、赤毛98%。………」
目を妖しく光らせ、辺りを見回した。
「アガットさんならまだボースだと思うけど………えっと、お母さん?いきなりどうしたの??」
「チッ………ツァイスにはいないのね。まあいたならいたで大問題だけど………」
ティータの言葉を聞いたエリカは舌打ちをした後、ジト目で呟いた。
「まあまあエリカさん。来月にでも2人で出向くことにしよう。僕も一度、会っておきたいからね。」
「……そーねぇ……クーデター騒動に”輝く環”事件。リベールでも色々あったのよね。その間、ティータが随分お世話になったみたいだし……ククク………きっちりお礼させてもらわないと。」
ダンの言葉にエリカは頷いた後、再び目を妖しく光らせ、不気味な笑いをした。
「えへへ、じゃあ今度紹介するね。アガットさんの家って、小さいけど暖かくてすごくいいところなんだよ。」
「え…………」
「…………」
ティータの言葉を聞いたダンとエリカは驚いて呆けた後
「ぎりいッ………!!」
エリカは怒りの表情で強く歯ぎしりをした!
「ははは、まあまあ落ち着いて落ち着いて。ティータも、無闇に刺激しないようにね。」
「へ………???」
エリカを諌めた後、自分を見て言ったダンの言葉の意味がわからないティータは首を傾げた。
「アガットさん……アガットさん………!?……お、おのれ……!私のティータによくも!!」
一方エリカは怒りの表情で呟いた後、どこかに向かった。そして入れ替わるようにラッセル博士が2人に近づいて来た。
「?な、なんじゃ、これは。」
「あ、お祖父ちゃん。あのね………」
状況が理解できていない博士にティータが説明しようとした時、ダンが進み出て頭を軽く下げた。
「お義父さん……ご無沙汰しております。帰国の連絡もせずに申し訳ありませんでした。」
「
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