外伝〜旅立ちの朝〜
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がとう。何よりの誉め言葉だよ。」
「まったくもう………ホント、ウチの男どもときたら。相変わらず自分達にしかわからない会話をしちゃって………」
「ずるいよね〜。」
「フフ………」
ヨシュアとカシウスの会話を聞いていたエステルは呆れ、ミントは同意し、レナは微笑んでいた。
「……ほらほらヨシュア。早くしないと置いて行くわよ?」
「早く乗ろうよ〜、パパ!」
「はいはい。」
エステルとミントに急かされたヨシュアは苦笑しながら定期船に乗った。
「じゃあ、みんなまたね!」
定期船の甲板まで乗ったエステルはヨシュアとミントと並んで笑顔で別れの挨拶をした。
「……エ、エステル!こ、今度会う時は俺も遊撃士になってるからな!」
その時、かつてエステル達が準遊撃士に成り立ての頃に助けた事のあり、エステル達もよく知る男の子――ルックが声を上げた。
「あはは、それは楽しみね。」
「あっ、ホンキにしてねーな!?オッ、オレは本当に遊撃士になるんだから!」
苦笑しているエステルを見たルックはむきになって言った。
「あ、あの僕も……遊撃士目指そうと思うんだ!だから……」
そこにルックの友達の男の子、パットもおずおずと言った。
「うん、必ず帰ってくる。」
「ルック、パット。次会う時は同僚ってわけね。あたしも楽しみにしてるから。」
「お、おう!」
ヨシュアとエステルの言葉を聞いたルックは力強く頷いた。
「エステル、ヨシュア、ミント……ここがお前達の帰る場所だ。……忘れるなよ!」
「私やアドルもずっと待っているわ。」
「うん、父さん、母さん……」
「忘れないよ。」
「だってここがミント達の故郷なんだから!」
カシウスとレナの言葉にヨシュア達はそれぞれ頷き
「「「行ってきます!」」」
3人は同時に笑顔で言った。
そして3人を乗せた定期船は旅立った……………
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