外伝〜使徒達への招待状〜
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てきただけだ。……とにかく読んでくれ。」
「はあ。」
レヴィアの言葉を聞いたマリーニャは戸惑いながら封筒から手紙を出して読み始めた。その手紙はリフィアからの手紙で数週間後に行うリウイとイリーナの結婚式への招待するから自分の従者であったマリーニャにも是非出席してほしいとの手紙で、封筒の中にはさらに招待状が入っていた。
「……従者って………ったくも〜。あの娘は相変わらずね………」
手紙を読み終えたマリーニャは呆れた表情で溜息を吐いた。
「…………………」
一方手紙の内容を聞いていたエクリアは信じられない表情をしていた。
「エクリア母様?どうしたのですか?」
「驚いているように見えるが……今の手紙の内容のどこに驚く事があるというのじゃ?」
エクリアの様子に気付いたサリアとレシェンテは首を傾げて尋ねた。
「………何でもないわ。それでレヴィア様。ただ、手紙を届けに来たという訳ではないのでしょう?」
「ああ。……エディカーヌとも繋がりのあるメンフィルの皇族の……それもかの”闇王”の婚礼の式に我等レウィニアの客将の……”神殺し”の使徒が招かれる………今、城では騒ぎになっている。」
「”闇王”―――リウイ・マーシルンは百数十年前に歴史上、その名と姿を消しましたからね。その”闇王”が再び姿を現し、さらにセリカさんの使徒であるマリーニャさんを招いた。城内ではセリカさんがリウイ皇帝陛下と内密で連絡をとっていたという憶測もされています。」
2人の言葉を聞いて誤魔化したエクリアに尋ねられたレヴィアとレフィンは真剣な表情で答えた。
(フン。下らん事ばかり、考えるだの。)
「…………………で、マリーニャ。どうする。」
2人の話を聞いたハイシェラは鼻をならし、セリカは何も答えず、マリーニャを見て尋ねた。
「え!?……う〜ん………もし、御主人様が許可して下さるなら、行こうかなと考えています。リフィアに御主人様とリウイ皇帝陛下は親しくないってレウィニアに伝えるように言っておきたいですし。」
「………そうだな。セリカの疑いを晴らす為にも行っておくべきかもしれんな。」
マリーニャの言葉を聞いたレヴィアは頷いて答えた。
「わかった。マリーニャ、リフィアに俺と奴は親しくない事をレウィニアに伝えるように言っておいてくれ。」
「かしこまりました!あたしがいない間の食事の用意はレシェンテに任せます。………レシェンテ、頼んだわよ。」
「うむ!フッフッフ………セリカにわらわの料理を披露するいい機会じゃな!」
セリカの指示に頷いたマリーニャはレシェンテを見て頼み、頼まれたレシェンテは嬉しそうな表情で頷いた。そして用事を済ませたレヴィア達は王城に戻り、セリカ達は食事を再
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