外伝〜剣帝の苦労〜後篇
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めさせたその時
「………………まさか、そこまでの仲に進んでいたとはな…………」
「許さない、許さない、絶対に許さない………!」
すざましい殺気を身体全体に籠らせたリウイとエヴリーヌが2人に近づいて来た!
「お、お父様……エ、エヴリーヌお姉様………」
「……………」
自分達に近づいて来た2人に気付いたプリネは冷や汗をかき、レーヴェは顔には出さなかったが、2人が出すすざましい殺気に呑み込まれていた。
「……ミラ。この男の面倒には容赦は一切いらん。”神格位”に到る事がどれほど難しいか思い知らせてやれ。」
「フフ、元からそのつもりよ。……それと貴方の気持ちはなんとなくわかるけど、ほどほどにしてあげなさい。」
「……一応考えておこう。……セアッ!!」
「死ねっ!!」
ミラの言葉に答えたリウイはエヴリーヌと共にレーヴェに攻撃を仕掛けた!
「っつ!!」
しかし2人の攻撃をレーヴェは間一髪で回避した!
「……お前とは前から一度、ゆっくりと話し合おうと常々思っていた所だが……ちょうどいい機会だ。先ほど聞いた事といい………俺達に隠している事を全て聞かせてもらうぞ。」
「殺す、殺す、殺す、殺す――――っ!!やっぱりお前なんか認めないっ!!」
「あ、あわわわわっ!リ、リウイ様………!」
「はあ…………2人とも過保護すぎですよ。」
「やれやれ………ま、余の妹を……メンフィル皇女を伴侶にするのなら、その程度の壁は軽く超えてもらわないと……な。」
「うふふ、レンもあの中に混じろうかしら♪」
リウイとエヴリーヌの様子を見たペテレーネは慌て、イリーナは呆れて溜息を吐き、リフィアは溜息を吐いた後口元に笑みを浮かべ、レンは興味深そうな表情で見つめていた。
こうして、レーヴェはミラの下で”神格位”に到る修行を始めた。余談だが、リウイとエヴリーヌがレーヴェを見る視線の厳しさは以前に増してより一層厳しくなり、さらに”話し合い”という名の模擬戦を仕掛ける回数が多くなった……………
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