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fate/EX=zero
天才少女の月旅行
1回戦1日目
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「…………死ね」

低くどこか怖い声



発したのは私ではなく…当然ルヴィアでもなくバーサーカー


急に魔力消費が激しくなっていることに気が付いた時には攻撃を仕掛けていた


だが


「所詮はバーサーカー!計算通りだ!」

突如現れてバーサーカーのランスを盾で受け止めたサーヴァント


ほぼ裸の恰好で仮面を被っているため顔は見えない

所謂スパルタ兵…といったような恰好だ

人類最強の兵士と言われるスパルタ兵が相手か

装備は槍と盾


「バーサーカー下がって!」
しかしまぁ、私のバーサーカーと違い随分と正体がわかりやすいサーヴァントだな


スパルタ兵でサーヴァントになれるような存在は恐らくスパルタ王の称号を得た者に限られる



しかしスパルタ王と言っても何人もいるからわかんないな

神話時代から存在してるし



んー、どれかはわからないな、まぁ今後見定めていくしかないのだろう



「それがあなたのサーヴァントってわけね、人類最強のスパルタ兵ってところかしら?」

「その通りですわ、この筋肉!これこそが優れた証!あなたのサーヴァントとは格が違うということ理解していただけたかしら?」




ふむ、バーサーカーのランスを受け止めたからか調子に乗っているようだが筋力のパラメーター的にはこちらの方が高そうだ

筋肉があるからって筋力のパラメーターが高いとは限らない
ムキムキでも筋力Dのようなサーヴァントも居るらしい
それより

「バーサーカー、私の指示なく動かないで」

「お姫様のことをバカにするような女は死んだ方がいいんですよ!」

うーん、こういうところはバーサーカーか
まぁ、ノリがいつもと同じになったしいいか

あの一瞬だけバーサーカーの本性が垣間見えたような気がする

「だとしてもダメ、あなたは私のサーヴァントなんだから私の指示なく戦闘を開始しないで」

「むぅーだって私が有能だということを証明しないと私のこと捨てるんでしょう?捨てないでくださいお姫様!!」

「わかったからとにかく私の言うことを「オーッホッホッホ!!自分のサーヴァントも従えられないのかしら?」


「「あんたは黙ってろ!!」」

ふん、今のバーサーカーの攻撃でムーンセルが私闘とみなして警告を発しだした

「まぁ、強制戦闘終了まで時間はあるし…バーサーカーやっちゃって」

戦闘になってしまったのなら仕方がない、対サーヴァントでの実力や魔力消費を確認するためにもちょうどいい機会かもしれない


「はい!お姫様!こんなエセお姫様と筋肉ダルマなんてちょちょいのちょいですよ!」

ランスを握りなおしてくるくる
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