天才少女の月旅行
対戦者発表
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るだろう
間桐家の虫では遠坂家のファイヤーウォールを突破できないのだから
「ん?あれは」
正面から赤い服を着た女……遠坂凛が歩いているのが見えてきた
「もう、どうしてこんなことに!!」
外で父親が言い争っているのも気にせずきょろきょろと周辺を見ている
「遠坂さん、探し物はこれ?」
ポーチを遠坂凛に見せる
「え、あ、それ!まさかあなたが!」
「違う違う、予選の方の学校で拾ったのよ」
人を盗人扱いしないでほしい
「えーっと、その……いくらで返してくれる?」
金銭を要求すると思われたのか
「お金なんて要求しないよ、ただごめん、予選でちょっとだけ使わせてもらっちゃった」
「なんですって!じゃなくてその、ありがとうございます」
一瞬キレられたがまぁいいだろう
『あかいあくま』と呼ばれるテロリスト遠坂凛
どんな人物かと思ったが案外普通の女の子じゃないか
「でも使った分は後で請求しますよ♪」
ではまた会いましょうと遠坂凛はウィンクをして去って行った
訂正しよう遠坂凛
君はとんだ金の亡者だ
「あ、どんなサーヴァント従えているか聞き忘れた」
「思った以上にみんなちょろくないなぁ」
適当に話を振ったらポロッと真名を溢してくれると思ったが意外とみんな馬鹿じゃないのか…
「やっぱ対戦相手からもらうしかないかなぁ」
とりあえず対戦相手を見に行くか
いつの間にか端末に連絡が入っていた
2階の廊下 掲示板で対戦相手の発表があるそうだ
掲示板の紙にはこう書かれていた
マスター:佐々野理乃
マスター:ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
決戦場 :1の月想海
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトだと……
エーデルフェルト家のウィザード
地上で最も優美なハイエナと呼ばれる魔術貴族の生き残りだ
霊子ハッカーとしては少しだけ遠坂凛に劣るが実戦では趣味であるレスリングの技で遠坂凛をKOしたこともあるという
優秀なウィザードだ
そして彼女は妹のバックアップを受けた状態だとハーウェイの実力者でも敵わないと聞く
「オーッホッホッホ!!あなたが私の対戦相手ですのね!!」
この高笑い間違いない!
振り返るとそこにはわかりやすい金髪ドリルのお嬢様らしさを出したカスタムアバターの女性が立っていた
「ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト………ハイエナ風情が私の対戦相手ね」
「ハイエナではなくハンターと呼んでほしいですわね、サーヴァント
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ