天才少女の月旅行
対戦者発表
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サーヴァントを奪い取る…といってもそうむずかしいことではない
たとえば奪い取るサーヴァントが協力…合意してくれたら誰にでもできることだ
他にも令呪を奪い取れば強制的にサーヴァントを乗っ取れる
確実な手は対戦相手のサーヴァントを打ち負かす直前で話を持ちかけることか
まぁ、とりあえず誰がどういうサーヴァントを従えているかを調べる必要がある
今よりひどいサーヴァントに取り換えても意味がない
「その前に遠坂凛にポーチを返さないとね」
予選を通過したのならどこかにいるだろう
「…………むぅ」
校舎に入ってからは一切話さないバーサーカーは不満そうにしている
別のサーヴァントを確保した時に殺されないようにも少しだけコミュニケーションをとるべきだろうか…
「そういえばバーサーカーの真名はなんて言うの?」
なんだかんだで聞き忘れていた
騎士だと言っていたが名乗りはしなかったなこのバーサーカー
「えっと…その…私は凄い騎士ではあるのですがあまり良い名前では知られていないので…私のことはバーサーカーと呼んでください」
なんだそれはサーヴァントが真名をマスターに問われて答えないということは珍しいことではあるが皆無というわけではない
大体の理由はマスターを信用できない或いはマスターの技量が低いと思った場合だ
「私が信用できない…それか未熟だと思うわけねバーサーカー」
わざわざ契約に割り込んでこの扱い…
「いえ、そういうわけではありません!!この校舎のマスター達の中でもお姫様は万全の状態ならもっとも強いマスターかと!
そのお姫様を信用しないだなんて!」
「……まぁ、いいや、真名がばれて困るような弱点はある?」
宝具が使えない以上真名を把握する必要はあまりない
弱点が何かだけを把握したらいい
「そこは大丈夫ですお姫様!私は完璧な英雄ですから!」
完璧なのに真名に自信がないのか?
いや、バーサーカーなんてそんなものなのかもしれない
狂った逸話なんて黒歴史みたいなものだろう
あるいは反英雄なのか?
廊下を歩いていると外で遠坂時臣と間桐雁夜が言い争っているのが見える
セキュリティ ファイヤーウォールを得意とする遠坂家と虫を扱う間桐家
水と油のようなものだ
遠坂時臣と間桐雁夜は同じ魔術貴族の生き残りとしてよく比べられることがある
才能はそこまで高くないが努力によって最高レベルのウィザードとなった遠坂時臣
才能はまぁまぁだが虫使いの仕様上努力による能力の向上がしにくい間桐雁夜
正面から戦う場合は遠坂時臣に軍配があが
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