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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四話 スカウト
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てるね、アスカ君」

やった、誉められた。

「ありがとうございます!では、これより099部隊隊長に連絡をとり、了承を得たいと思います!」






outside

「え?今すぐ??」

フェイトが驚いて声を上げるが、すでにアスカはスマホで連絡をとっていた。

「おう、オヤジ。は?バカ言えよ!今回はオレの勝ちだ!わっはっはっ!」

突然笑い出したアスカに、ビクッとなるなのはとはやて。フェイトなど、一歩後ずさっている。

「あぁ、分かった分かった、買って帰るよ。それより大事な話がある。今度新設される部隊の事は知ってるか?……噂程度?そう、それ。そこの部隊長さんにスカウトされてな、受けようと思って……」

そこまで言ってアスカはスマホを耳から離した。

「なんだと!馬鹿野郎!てめえ何考えてやがる!ホイホイ引き抜かれるたぁどういう事だ!」

大音量の怒声がスマホから流れる。これを予想してスマホを離したのだ。慣れたものである。

「わー、ハンズフリーだね」

「「あ、あはは」」

フェイトのズレた感想に、なのはとはやてはただ笑うばかりだ。

そんな三人のやりとりに気づかず、アスカはスマホとやりあっている。

「うるせえ!今から上司になる人の写真送るから見やがれ!」

ピッと写真を送信するアスカ。

(大丈夫だったのかな?写真なんか撮らせて…)

今更ながら、不安になるフェイト。

次の瞬間、あれ程うるさかったスマホがピタリと静かになった。

いや、よーく耳を澄ますと小さく”神…神…神…”とスマホの向こうから微かに聞こえてくる。ちょっと怖い。

再びスマホを耳に当て、話を進めるアスカ。

「おう、見たな?納得したか?」

何を納得したのかとフェイトは思う。

「そう、高町一尉は一ヶ月前にお会いしてるよな。うん?ああ、いるけどさぁ……ちょっと待て」

何やら話していたアスカがスマホを離してはやてに向き直る。

「申し訳ないのですが、うちのオヤジ……いえ、部隊長が皆さんに挨拶したいと言っていて、一言もらえませんか?」

アスカの申し出に、ギョっとするはやてとフェイト。

その様子を見て、なのはが苦笑する。

「大丈夫だよ。あの部隊長さん、女の子には優しいから。私から行くね?」

なのはがアスカからケイタイを受け取る。

何やら楽しげに話し、フェイトに回す。

緊張した面もちで話すフェイトだったが、すぐににこやかになる。

「アスカ君、キミの所の部隊長さんは、大変わかりやすい人物のようやね?」

「はい。恥ずかしいくらいにわかりやすいです」

ヤレヤレ、と肩をすくめるアスカ。

最後にはやてが話をして、円満にスカ
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