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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四話 スカウト
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みんなも目を丸くしている。

「今回、自分が合格できたのは、スバルとティアナがいたからです。高町一尉の仰っている事はわかりますが、それでは納得できません!」

「ちょっと、アスカ!」「なに言ってるのよ!」

スバルとティアナが慌ててアスカを抑えようとする。

「なに考えてんのよ!やっと合格したんでしょ!アンタはそのまま合格しときなさい!」

「そうだよ、アスカ!私たちは半年後にまた頑張るから!それに、ルール違反したのは私なんだからさ!」

ティアナが叱りつけるように言い、スバルがアスカをなだめる。

「だけどさ!オレは二人の力を借りて合格したようなもんだろ!なのに、スバルとティアナが落ちて、オレ一人だけのうのうと合格なんかできるか!」

そう言って、アスカはなのはに目を向ける。

「二人がいなければ、自分の合格はありえません!」

「ちょっ、落ち着いてね、アスカ君」

なんとか宥めようとするなのはだったが、アスカは止まらない。

「不合格を合格にしろとは言いません……自分の合格を取り消してください!」

「「「「「「んな!」」」」」」

とんでもないアスカの言葉に、スバル、ティアナは勿論、はやて、フェイト、リイン、そしてなのはが絶句する。

一呼吸おいて、

「何バカな事言ってんのよ!アタシ達に同情でも掛けてるつもりなの!?」

ティアナが立ち上がってアスカを怒鳴りつける。

「そんなんじゃねぇよ!オレはチーム力で合格したって言ってんの!一人でも不合格なら、チーム全体が不合格だろ!」

アスカも立ち上がって応戦する。

「格好つけてんじゃないわよ!三回目でやっと合格したくせに!アタシとスバルなら、次で合格できるから、余計な気を使わなくてもいいわよ!」

「お前らが不合格で素直に喜べるか!」

ドンドンヒートアップしていく二人。周りが完全に見えなくなっている。

そのアスカとティアナに挟まれたスバルはアワアワとしていた。

「や、やめなよ〜、なのはさん達の前だよ?」

スバルの言葉に、アスカとティアナはハッとして顔を見合わせて赤くなった。

「も、申し訳ありません!」

「失礼しました!」

二人はサッと敬礼して謝罪する。

「あはは、落ち着いたかな?とにかく座ってね?」

「「はい…」」

真っ赤な顔をして、アスカとティアナは腰を下ろした。

「試験結果の変更はあり得ません。スバルとティアナは不合格です……が」

なのはが言葉に含みを持たせる。

「二人の魔力値や能力を考えると、次の試験まで半年間もCランク扱いのしておくのはかえって危ないかも、と言うのが、私と試験官の共通見解」

そう言ってなのはは、スバルとティアナに封
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