欧州へ
海戦!
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を出しているんだもんね。
でもさ、それをもっといい方向に使うことはできなかったのかな?
その才能をもっといい方向に向けていれば、今の欧州の現状は少しは変わっていたのではないかな?
「明日からはもっと憂鬱になるのかな?」
考えただけでも嫌になるよね。
傍から見たら私のこう言って裏切りに見えてもおかしくないよね。
というか、裏切りそのものかもしれないよね。
なんで私がやらないといけないの?
ブリタニア空軍に属する魔女でやればいいじゃん。
頭のなかでいろいろ考えては愚痴がでてくる根岸であるが、根岸はマロニー大将だけではなく、自分も悪いと考えるようになていたのです。
根岸は自分に付け入るスキがなければこんなことにはならなかったと反省しているのですが、それは無理な話なのです。
付け入るスキなど、探せばすべての人にある問題である以上はそれがなければといっても無意味なのです。
「ブリタニアにつかなければいいのに」
そして根岸はブリタニアについてほしくない。
そう思いながら就寝するのでした。
翌朝 根岸の自室
「もう朝なんだ。もう少し寝たいよ」
昨晩寝付いたのは、根岸が決めていた就寝時間を約二時間ほど超えていたのです。
そして起きる時間は同じ出会ったのです。
それでも普段なら起きるのですが、昨日の魔法力の使い過ぎと、マロニー大将からの命令により起き上がりたくない根岸は布団から一向に出ようとしませんでした。
宮藤さんは坂本少佐と何かやるといっていたのですし、今日はゆっくりしていてもいいですよね。
今日くらい心を落ち着かさせてください。
そうすれば普通に職務を全うできるはずですから。
いろいろと考えているうちに根岸は再び眠りについてしまいました。
確かに昨日の疲労を考えると七時間ではきついかもしれません。
そして根岸は仮眠程度の眠りをとったのです。
仮眠といっても一時間ほど寝ていたので仮眠といえないかもしれないですがね。
起きた根岸は軽く朝ご飯を食べたのちに下船準備にかかったのです。
根岸に荷物はさほど多くないのですが、自室内に散らかっている服や書類をまとめることを考えると容易ではなさそうです。
そんなこんなで身支度していると、一枚の写真が出てきたことにより作業の手が止まったのです。
その写真を見て根岸は、瞳に涙を浮かべていました。
すると根岸はその写真をカバンのわかりやすいところにしまい、再び作業に戻ったのです。
片づけを初めて子一時間経ったころに、根岸は動かしていた手を止めました。
自室は片づけられ、ほぼ乗艦の時と同じくらいきれいになっていたのです。
根岸の荷物はバック一つとリュックにまとめられ、それ以外は見当たらない状態
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ