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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第十三話 独りでは何もできないのです。
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たちの方についていてほしいからね。
「ありがたきお言葉、このシュタインメッツ、肝に銘じておきましょう」
「うむ。頼むぞ」
「はっ!」
恐縮して一礼するシュタインメッツに代わり、アルフレートが私に質問してきた。
「皇女殿下。ご無礼をお許しください。いささか伺いたいことがあるのですが」
「よいぞ」
「今回の戦いに一個艦隊が差し向けられましたが、この発案、皇女殿下だということを耳にしました。失礼ながらそのような戦略眼、どのようにお気づきになったのでしょうか?」
「妾にはファーレンハイトがおるでの。よく戦いの話を折に触れてきく。特に妾はイゼルローン要塞が好きでの。あのあたりのことはよく地図などで見て知っておるのじゃ」
嘘ばっかり。本当は原作知識があるからなのだけれどね。でも、地図見たってのはほんとよ。だって原作だとそれぞれの星域が実際どこら辺にあるのかなんてわかんないんだも〜ん!!アルフレートはちょっと首をかしげていた。たぶん納得はしてなかったんじゃないかな。
「アルフレート、シュタインメッツ」
『はっ!!』
「どうかこれからも妾を気軽に訪ねてくるが良いぞ。何なりと力になろう」
『ありがたき幸せ』
「うむ」
さ〜てと、こっからが本番よね。
■ アルフレート・ミハイル・フォン・バウムガルデン
皇女殿下が思った以上に気さくな方なので、びっくりした。まぁ、何とかなったかなと思い、ほっとしながら退出しようとした瞬間、声がかかった。
「そうじゃ、アルフレート。この機会じゃ。妾が記念の品を下賜したいと思う。すまぬが残ってくれぬか?」
それを聞いたシュタインメッツ、そしてファーレンハイトは席を外した。どういうことだ?俺に記念品?何かあるのか?
俺が不安そうな顔立ちをしていたらしい。皇女殿下が悪戯っぽく笑って、また席をすすめてきた。断ることも出来ず、俺は腰かける。まったく、年下の少女なのだぞ。もっとしっかりしろ、アルフレート・ミハイル・フォン・バウムガルデン。
「そう硬くなるな。なにたいした話ではない。まずは茶を飲んで落ち着くが良いぞ」
そうだな、非礼かもしれんがそうさせてもらおう。俺はカップに唇を付けた。
「さて、転生者さん。ご気分いかが?」
ブ〜〜〜〜ッ!!とお茶を盛大に吹き出してしまった。それどころか逆流したお茶が鼻に入って痛いのなんの。だが、それ以上に驚いた。どうして皇女殿下がタメ語!?どうして皇女殿下が俺の正体を!?!?
「あははは!!ごめんごめん、おどろかせてしまって。はいこれで拭いて落ち着いてね」
俺は皇女殿下が差し出した柔らかいハンカチで顔を拭き、鼻をかんだ。この際なので非礼云々は言ってられない。
「し、失礼いたしました
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