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やがて妖銃の弾輝
異能1始まりの横須賀《街》
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るような輝きを放っている。
青い弾は逆に見る者の心を萎縮させるような濃い青色をしている。
箱から出す時に手に取ったが漆黒の銃からは禍々しい炎が触れた瞬間発生した。
気のせいかと思ったが俺が触れるたびに銃身から黒い炎が出る。
気味が悪くなった俺はすぐさま物を段ボール箱に詰め、書かれていた伝票先の住所を確認した。
何度見ても宛先はこの館で宛名は俺の名前が書かれている。
送り主の欄には名前と住所が書かれていたが……ありえん。
書かれているのは俺の実家の住所だ。
無論、親兄弟、親戚、知人に黛なんて人はいない。

「どうなってるんだ?」

気持ち悪い。
ストーカーか? 嫌がらせか? 悪戯か? ドッキリか?
誰が何の為に?
どうして俺に送ったんだ?
駄目だ。
考えてもわからない。
気分が悪くなってきた……。
少し外の空気でも吸ってくるか……。


俺は財布と携帯を持って外出しようと1Fに降りた。
階下に降りると食堂(ダイニング)から原田兄妹の声がした。
覗くと……。

「はいお兄ちゃん、どうぞ」

静刃の前に祈さんがハンバーグが載っているプレートを寄せていた。

「あの、熱かったら言ってね?祈、ふーふーするから」

「……そんな事しなくていいって。熱かったら自分で吹く」

溜息を吐きながら静刃は食べ始めた。
傍から見てると兄妹というより完璧にバカップルだな……。
女が苦手な俺にはどうでもいい事なんだが……。
だが見てるとイラつくな……。
静刃爆発しろ!!
そんな事を思いながら俺は屋敷を出た。










駅前を歩いているとリサイクルショップが目にとまった。
使えるものが売ってないか冷やかす気持で入ろうとすると入口に置いてあったクロスバイクが目についた。
値段が信じられないくらい安い。
驚きの価格、なんと新品同様で7000円だ!!
これは買うしかない。
店内に入るとすぐに店員を探して購入の意思を示す。

「え?
あ、あのクロスバイクをですか!?
お客様、少々お待ちください。
て、店長を呼んできます」

何故か慌てた様子で裏の事務スペースに駆け込む店員。
すぐに店長がやってきた。

「購入希望者は君か?
悪いことは言わない……やめときなさい」

何故か販売拒否をする店長。

「え、あれ売り物ですよね?」

「そうだ。しかし、あれはもう売らない。
そう決めたんだ……」

売らないってそんな馬鹿な!?
そう思った俺は店長に理由を聞いてみた。

「あれは、あの自転車は呪われているんだ。
呪いなんてあるわけない?
私もそう思う。
いや思っていた……。
呪いなんて信じていなかった。
だがあれを買った客は24
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