Ammo01。海外旅行は波乱がいっぱい? ルーマニア旅行は危険がいっぱい?
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かぬ事をお聞きしますがお二人はどちらの学校にお通いで?」
歳近いのに敬語で話すのはアレだ。
この二人にタメ口とかありえん。
タメ口聞いたら死ぬ。ガチで!
「ワイは香港と上海……今は名古女に通ってるでえ。因みにインターンや」
「私は東京武偵高よ。同じくインターンよ」
そういや、蘭豹は中国出身だったな。
てか、名古女って。まぁ、蘭豹なら確かに撃たれなさそうだけど……。
ナゴジョとは名古屋女子武偵高校のことを指す。この学校、女子高なのに専門科目は強襲科のみというキチガイな学校で制服は素肌が見えるくらい短く武偵が着る服としてはあまり好ましくない。素肌を晒すということは防御が疎かになるからな。しかし、彼女達はあえて着用することで周囲に『自分は何があろうと撃たれない』と自己暗示を含めたアピールをする為に着ている。
その為、数ある武偵高のなかでも実力派として知られ、武偵業界では有名な学校なのだが……。
なんでらんらんがそこの制服着てんだよ??
ってか、インターン生かい!
外見もそうだけどら中身も子供だろ、あんたら……って、寒気がした。ごめんなさい。調子乗りました。
そういや、蘭豹こう見えても俺と年齢あまり変わらなかったな。原作でも18、19歳だったしな。
ということは今の年齢は俺より1、2歳上、11、12歳くらいか……。
ちなみに強襲科というのはその名称の通り、犯罪現場に突撃! 強襲する学科で。
テロの制圧などを行う最も死亡する可能性が高い学科だ。その卒業までの生存確率は僅か、97・1%。
毎年100人に3人は死ぬというキチガイな武偵高の中でもかなりアレな学科だ。
悪しき伝統で挨拶代わりに死ねということから通称『死ね死ね団』とも呼ばれる。
まぁ、綴や蘭豹に対してはいろいろツッコミどころ満載だが今はいいや。それより。
「ルーマニアには依頼ですか?」
「その辺のことは言えんやけど……まぁ、仕事の邪魔はすんなよ?」
しねえよ。
あんたらと関わったら命がいくつあっても足りないからな。
俺はまだ死にたくない。
まぁ、同じルーマニアに行くとしてもむこうでこの二人とバッタリ出会う確率なんてそんなに高くないだろ。
余程、運がない限りは……。
たまたま同じ飛行機で一緒になった人と旅先でバッタリ会うなんてそんなこと起きるわけがない。
なーんて、思っていた俺だが、自分の運の無さをこの時の俺はまだ……知らなかった。
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