空の王者、誇り高き戦士と会う
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っておく、その能力は希少且つ危険だ。竜はいずれ龍に変じる」
「どういう…ことだ?」
「その答えはとある島にある、航海を続けて居れば解る」
そういったのち再び笑い肉を食らう。首を傾げつつまた肉を喰らった。立ち直った二人は食べ続けている巨人と仲間を見て、溜息を付きながら肉に手を伸ばしてみた。
「結構、美味しいのね」
「だなっ。醤油持って来ればよかったな」
腹に物を入れれば少し心が穏やかになった、ウソップはこの島にブロギー一人で住んでいるのかと聞いた。村や他人は済んでいないのかと。
「村ならある。エルバフというこの偉大なる航路のどこかにあるな。だが村には掟があってな、騒ぎを起こすと俺たちはエルバフの神の審判を受ける。俺たちの神は常に正しい物に加護を与えてる、そしてこの島は俺とある男との決闘場なのさ。だが彼此100年ケリが付いてないがな!!」
100年も戦い続けている事実にナミとウソップ、そしてレウスも驚きを隠せなかった。巨人族は人間の寿命の約3倍の命がある為100年という時間はあまり気にならないらしい。
「良くもそんなに戦いを続けてられるわねぇ……理由は何なの……?」
「闘い始めて早100年、何時の間にか真ん中山の噴火が決闘の合図になった」
持った肉を火へと投げ捨てるようにくべて立ち上がるブロギーの視線は鋭い戦士の物へとなっていた。そして幾ばくか離れた所から同様にもう一人の巨人が声を上げ姿を現した。それがこの島のもう一人の住人と言える存在でありブロギーが100年間も戦い続けている相手。
「「決闘の理由など、とうに忘れた!!」」
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