第43話空を飛ぶのは案外簡単
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の中で道に迷っていたユイちゃんを保護した。あの子の正体はSAOプレイヤーの精神ケアを行う人工知能、《メンタルヘルスカウンセリングプログラム》。保護した時は記憶をなくし、精神年齢が赤ちゃんのようだったので、二人をパパとママと呼んでいた。キリトくんとアスナさん、そしてユイちゃんは血の繋がり、人間かAIかも関係なく、SAOで素敵な家族になった。
「リーファちゃーん!」
「あ、レコン」
「誰だアレ?」
「《シルフ》のレコンだ。リーファの現実の友達らしい」
塔のリフトからリーファちゃんの名前を叫ぶ声が響いた。緑色のショートヘアーで、小柄な《シルフ》の少年、レコン。昨日酒場に向かう途中で会ったけどーーーライリュウくんはライトにツボを押されて寝てたから知らなかったんだよね。そのレコンくんが「酷いよー!」と叫びながらこちらへ駆け寄ってくる。
「一言声掛けてから出発してもいいじゃない!」
「ゴメーン、忘れてた」
「見送りに来てくれたの?」
完全にリーファちゃんに忘れられてたレコンくん。私は見送りに来てくれたのかと聞いたら、「そうじゃないです」と速答された。リーファちゃんがパーティを抜けたと聞いたレコンくんがそれを確かめに来て、その場の勢い半分だけどねとリーファちゃんが答える。レコンくんに「あんたはどうするの?」とリーファちゃんが聞いて、レコンくんが「決まってるじゃない!」と言って腰の後ろの鞘に納めている短剣を抜き、空に掲げーーー
「この剣は、リーファちゃんだけに捧げてるんだから!」
「えぇ〜、別に要らな〜い・・・」
「なんだその剣、ナマクラじゃねーか」
「なんて事言うんですか!」
決意表明をリーファちゃんがバッサリと切り捨て、ライリュウくんがレコンくんの剣をナマクラ扱いして、レコンくんがそれに怒る。
ライリュウくんはSAOで色々なモンスターや武器を見てきたからそう思うだろうけどーーーそれとこれとは話が別だよ?今のレコンくんのセリフ、私一度でいいから言われてみたいよーーー
『この剣は、亜利沙だけに捧げてるんだからな!!」
『竜くん・・・!!/////』
「はうっ!?/////」
「アリーお前いきなりどうした!?」
なんて事を想像してしまったのかしらーーーいや、これ最早妄想でしかないよ。考えただけで恥ずかしい!/////
「暫く中立域にいると思うから、何かあったらメールでね!」
「アリー、出発だってよ」
「え!?あ、うん・・・!」
どうしよう、変な妄
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