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Eipic1-G移ろいゆく季節〜Elder sister〜
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ンスに着く前に出た。1台の車がターミナルに入って来た。その車は公共交通機関の1つ、タクシー。後部座席のドアが自動で開いて、そこから降りてきた人物を見たあたしとクラリスは「あ・・・!」指差した。

「遠路お疲れ様でした、セインテスト査察官」

「部隊長室にご案内いたします。どうぞこちらへ」

ルノー部隊長たちが待っていたのってルシルだったのね。敬礼をし合ったルシルや部隊長たちが隊舎の中へと入って行った。なるほど。査察官としてやって来たルシルへの心証を良くするためのものだったわけか。

「ルシル、内務調査部の局員として有名だし、仕方ないかも」

クラリスがそう言う。ルシルは査察官として、監査官として、監察官として、この1年少しで功績を何度も上げてる。不正があれば絶対に見つけ出し、不正を働いた連中を確実に罪に問わせる。

(その結果、慈悲無き粛清者(パージマシーン)なんて恐れられてる始末・・・)

そのうえルシルってば執務官と並ぶエリート役職の1つ、調査官になるための研修まで受けて、未来の最年少調査官ってことでも有名なのよね。ルノー部隊長たちが不正を働いてるとは思わないけど、やっぱ心証を良くしたいって思うんでしょうね。

「ルシルも戦力に加われば、どんな犯罪者であろうと不安なく捕まえれるんだけど・・・」

ルシルがレーゼフェアから受けた呪いは未だに解呪できてないわ。だから創世結界も使えないままだし、左目も失明したまま。やっぱレーゼフェアを斃さないといけないみたいなのよね。まぁ複製なんて使えなくても十分に強いんだけど。

「ルシルは査察官として来たんでしょ? じゃあ無理よ。というか、 アイツの目の前で無様なことやって、笑われるわけにはいかないわ。しっかり活躍してみせるわよ」

「おー!」

そういうわけで、あたしとクラリスも隊舎へと入って、捜査会議室へ直行。すでに先輩の捜査官たちが何人か椅子に着いてた。朝の挨拶と一緒に敬礼し合って、空いてる席にクラリスと一緒に着く。それから10分ほどして、あたし達211部隊の全捜査官が揃う。さらに・・・

「各員、起立! 本日の捜査に協力していただける第2212航空武装隊の第2班と第3班の隊員各員に・・・敬礼!」

捜査主任のヴィザ・シトロエン一等陸尉が、2212航空隊のメンバーを引き連れて会議室に入って来た。あたしたち捜査官は号令の通りに立ち上がって「よろしくお願いします!」敬礼する。武装隊のメンバー達も「よろしくお願いします!」敬礼返し。

(シグナム・・・)

第2班にはシグナムが居た。ほんの少し前まではヴィータやセレスも居たようだけど、2人揃って別の部隊に異動させられたって聞いてる。まぁさすがに人員が常に足りてない航空武装隊。1つの部隊に、ましてや同じ班にS−
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