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Eipic1-G移ろいゆく季節〜Elder sister〜
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†††Sideアリサ†††

平和でお気楽だって言われてたミッド北部に数ある陸士部隊、その内の1つである第211部隊に所属してるあたし。いつもはそんなに事件・事故も起きないから毎日毎日デスクワークばっかりだったけど、今日は違う。

「おはよう、アリサ」

「おはよう、クラリス」

同じ陸士211部隊に所属してる同僚、クラリスと隊舎へと続く路の途中で合流した。いつもは出勤中だろうがなんだろうが関係なく食べ歩きしてるクラリスも、今日ばかりは緊張して・・・

「うん。新しく出来たクレープ屋、なかなかやる。常連になってあげよう」

「そうよね・・・。あんたに緊張感を持てって言うのが間違いなのよね・・・。ってゆうか、寝癖くらいしっかり治してきなさいよ」

寝癖の付いた真っ白なセミロングの髪を撫でつけるんだけど、やっぱ櫛やヘアスタイル剤なんかが無いから直んなかったわ。クラリスは口元に付いたクリームをペロリと舐めた後、「私やアリサ、それに航空武装隊も来てくれるから今日の任務は余裕、余裕」そう言った。

「まぁ確かに、今日の捜査は航空隊と合同だって言うけど、どの部隊かによっていろいろと変わってくると思うのよね」

航空武装隊は確かにエリート集団よ。優れた空戦スキルを有してるわ。でも、チーム海鳴として戦ってきたあたしにとっては・・・その、弱いと言うかなんと言うか。武装隊の隊長の魔導師ランクは平均でAで、隊員はB。んで、あたしはAAAとかSとかの連中と全力な模擬戦ばっかりを繰り返してたから、今じゃ陸戦AAA−よ。クラリスだってAAA+だし。

「もしダメそうだったら、私が飛竜を召喚すれば良いし、アリサも一応は空戦できるんだから、ある程度フォローに回れば良い」

「そうなっちゃうのね、やっぱり。そん時はよろしく頼むわよ、クラリス」

「ん」

今日は1日、ある事件捜査に掛かりっきりになる予定。捜査と逮捕をサクッと終わらせても事後処理があるからね、今日だけじゃなくてしばらく事後処理に追われるかもしれないわ。そんな会話をしながらあたし達の所属する隊舎へと到着。エントランスに向かってる中・・・

「あれ? アルメーラ部隊長とヴァン隊長補佐?」

エントランスから出て来たのは、あたし達211部隊の部隊長アルメーラ・ルノー一等陸佐と、部隊長補佐のヴァン・ルノー三等陸佐。共に30代後半の姉弟。その2人がまるで何かを待つようにエントランス前のターミナルに整列した。

「武装隊の人たちの迎えかしら・・・?」

「たぶん違う。いくら武装隊が本局のエリートだからって、佐官がわざわざ出迎えなんて・・・」

「有り得ないわよね、さすがに」

じゃあ一体、誰を待つために隊舎の外にまで出て来たのかしら。その答えは、あたし達がエントラ
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