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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜ミルモの願い〜
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くわ。それより一端リィン達の元へ降りる為にまだ慣れていないんだから、ゆっくりと降りないとね……」

そしてアリサは思念によって翼を羽ばたかせながら地上に着地し、地面に着地するとアリサの背にあった翼が消えると共にミルモが再びアリサの傍に現れた。



「フウ……」

アリサが地面に着地できた事に安堵の溜息を吐いているとエリオットが話しかけた。

「お帰り、アリサ。空を自分で飛ぶ感覚ってどんな感じだった?」

「最初はビックリしたけど、慣れたら割と楽しいわね。機会があったらまたしてみたいわ……!」

エリオットに尋ねられたアリサは嬉しそうな表情で答えたが

「あ、それならその時になったらガーちゃんとどっちが早いか競争してみない!?」

「さ、さすがにそれは遠慮しておくわ。」

「もう……何て非常識な遊びを思いついているんですか……」

ミリアムの提案を聞いて仲間達と共に冷や汗をかいた後苦笑しながら断り、クレア大尉は呆れた表情で溜息を吐いた。



「ハハ……でも、翼が生えたアリサが飛んでいる姿はまるで本物の天使が飛んでいるように見えてとても綺麗だったぞ?」

「!!!〜〜〜〜〜っ!!!??」

そして笑顔のリィンの言葉にアリサは顔を真っ赤にして混乱し

「お、お兄様……」

「フフ、さすがはリィンだな。」

「ふふふ、予想通りの展開ですね。」

リィンの発言に仲間達と共に冷や汗をかいたセレーネは表情を引き攣らせ、ガイウスとリザイラは静かな笑みを浮かべ

「ったく、よくそんなセリフをいつもいつもすぐに思いついて口にできるわね?」

(それは勿論ご主人様だからに決まっているじゃない♪)

(た、確かに………)

(クスクス。でもそこがリィンの良い所であり、悪い所なのよね。)

セリーヌは呆れ、ベルフェゴールの念話を聞いたメサイアは苦笑し、アイドスは微笑んでいた。



「リザイラ様、わたしの我儘を聞いてくれてありがとうございます!」

「ふふふ、貴女は”最上位昇格”に相応しい決意を見せましたから、”精霊王女”として当然の事をしたまで。礼を言う必要はありません。」

嬉しそうな表情をしているミルモの言葉にリザイラは静かな笑みを浮かべて答え

「アリサ、この力でアリサを助けるから、いつでも呼んでね!」

「ミルモ……ええ!改めてよろしく!」

そしてミルモとアリサはそれぞれ笑顔を浮かべて握手をした。その後リィン達は馬で目的地へと向かった。



こうして……アリサは新たなる心強き力を手に入れた……!
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