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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜ミルモの願い〜
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ーラと同じ”ルファニー”に”昇格”すると思ったのですが、まさか”フェスプニーレ”に”昇格”するとは。」
「ね、ねえリザイラ。えっと……目の前のミルモは”精霊”なのよね?何だか伝承とかに出てくる”戦乙女”みたいに見えるけど……」
アリサは目を丸くして翼を持つ戦乙女のような姿をした擬人化した精霊種――――”フェスプニーレ種”に昇格したミルモを見つめ続けるリザイラに戸惑いの表情で尋ねた。
「ええ、見た目は天使や戦乙女のように見えますが、精霊です。―――ですが、”天使族”同様”光の翼”の力を主に付与する事が出来ます。」
「へ?”光の翼”??」
リザイラの説明を聞いたアリサが首を傾げたその時
「今体験させてあげるね!」
「ちょっ、ミルモ!?」
(光よ、わたしの大好きなアリサの翼となって!)
ミルモがアリサの身体の中に戻ると何とアリサの背中に一対の美しき白き翼が現れた!
「な……っ!?」
「な、ななななななななななっ!?」
「ア、アリサに羽根が生えた〜〜〜!?」
「精霊はこ、こんな事までできるのですか……!?」
アリサの背中に生えた白き翼を見たセリーヌは信じられない表情で声を上げ、翼を生やした当の本人のアリサはミリアムと共に混乱し、クレア大尉は取り乱した様子でリザイラに尋ねた。
「ふふふ、あんな事ができるのは精霊の中でも”フェスプニーレ種”のみですよ。ミルモ、試しにアリサに大空を飛ぶ感覚を教えてあげなさい。」
(はーい!)
「ちょ、ちょっと……!?」
そしてリザイラの指示によってアリサの身体の中にいるミルモはアリサの翼を羽ばたかせてアリサを大空へと舞い上がらせた!
「………………」
「ほ、本当に翼で空を飛んでいますわね、アリサさん……」
「異種族の人達の凄さには慣れたつもりだったけど、さすがにこれは今までの中でも一番驚いたよ。アハハ…………」
「さすがオレ達にとっては伝承の存在である”精霊”だな……」
大空を翼を羽ばたかせて飛行しているアリサをリィンは口をパクパクした状態で見つめ、セレーネは呆け、表情を引き攣らせていたエリオットは大量の冷や汗をかいて苦笑し、ガイウスは静かな笑みを浮かべた。
(えへへ……!どう、アリサ?自分で空を飛ぶ感覚は♪)
「凄い……!まるで本物の鳥になった気分よ……!えっと、翼を操作しているのってミルモなの?」
一方上空で自分が空を飛んでいる事に興奮しているアリサはミルモに問いかけた。
(ううん!わたしでもできるけど、アリサが頭でどう飛びたいのか思い浮かべれば、アリサの希望通りに飛ぶよ!何だったら試しに旋回や急降下もしてみたら?)
「い、今は遠慮してお
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