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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜ミルモの願い〜
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アリサの話を聞いたミルモは嬉しそうな表情でアリサを見つめ、リザイラは真剣な表情でアリサを見つめ続けていた。

「だから……”友達”を”兵器”のように”使役”するなんて間違った事は絶対にしない!例えどんな苦しい戦いになっても、私は絶対にミルモに任せっきりにしないで、一緒に戦うわ!」

「アリサ………!」

「えへへ……それは僕達も同じ思いだよ!」

「ええ……!それにアリサさんやミルモさんにはわたくし達がいますわ……!」

「……アリサだけでなく、ミルモもオレ達にとって大切な”仲間”だ。」

「そーそー!ボク達だって、そんな酷い事は絶対にしないよ!」

決意の表情をしたアリサの答えを聞いたリィン達は明るい表情をし

「ったく、相変わらず暑苦しい連中ね。」

「フフッ、さすがこれまでの苦難を共に解決して来た”Z組”ですね……」

その様子を見守っていたセリーヌは呆れ、クレア大尉は微笑んでいた。



「……………ふふふ、ミルモ。貴女は本当に恵まれていますね。”決意”と言う名の”光”を力強く輝かせ続ける人間と共に生きてきたのですから。」

アリサ達の決意を見て呆けていたリザイラは優しげな微笑みを浮かべてミルモを見つめ

「えへへ……でもそれはリザイラ様も同じですよね?」

リザイラに微笑まれたミルモは微笑み返し

「ふふふ、まさかミルモに一本取られる日が来るとは。――――いいでしょう。貴女達が私が求めていた以上の”答え”を出した事を評してミルモを”昇格”させます。――――精霊達よ!我らが同胞に新たなる力を!!」

リザイラは静かな笑みを浮かべた後ミルモの頭上に両手をかざして膨大な魔力を解放した。するとミルモは強烈な光に包まれた!



「クッ……!」

「わわっ!?」

「キャッ!?」

「ッ!?」

(ミルモ……!)

突然の出来事にリィン達が驚いて目を閉じている中、アリサは両手で目を庇いながら光に包まれたミルモを見つめ続けた。そして光が消えるとそこには”精霊”とは思えない姿―――まるでおとぎ話などに出てくる”戦乙女”のように甲冑を身に纏い、背中には一対の白き翼があり、光の弓を武器として持ち、リィン達と大して変わらない身体の大きさの姿へと変貌し、雪のような白い髪を一束に束ねて腰まで靡かせているミルモの容姿を残した美しい容姿を持つ謎の種族が現れた!

「こ、これは……!」

「”天使”―――いや、”戦乙女”……?」

変わり果てた姿のミルモ――――まるでおとぎ話などに出てくる”戦乙女”のように甲冑を身に纏い、背中には一対の白き翼があり、光の弓を武器として持つミルモを見たリィンは目を見開き、ガイウスは呆けた表情をして呟いた。

「これは驚きました……フロ
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