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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第30話
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に参加させてもらいたい。この故郷を守る為―――改めてみんなの力を貸してくれ。」

「ああ、もちろんだ!」

「毎度毎度、面倒事にばっかり首を突っ込むんだから……って言いたいところだけど、それがアンタたちなんでしょうね。」

ガイウスの言葉にリィンは力強く頷き、セリーヌは呆れた表情でリィン達を見つめていた。



「ハハ、若さというやつかのう。羨ましい限りじゃな。」

「……そうですね。大切なものを守る意志―――改めて教えられた気がします。ゼクス中将への連絡はこちらに任せておくがいい。この件についてはお前達に全てを委ねる。風と女神の導きを。」

「ああ……行って来る!」

その後グエンの家を出たリィン達はこれからの方針について話し合っていた。



「それでは、さっそく行動を開始しましょう。監視塔に侵入する方法をなんとか探さなくては。」

「そうですね……さすがに正面からというわけにもいきませんし。」

「んー、あの機甲兵の守りを突破するのは難しそうだね。それも貴族連合に気付かれずにとなると……」

「どこかに死角になっているルートはないかしら……?あ―――そう言えば!」

「何か心当たりがあるのですか?」

突如声を上げたアリサを不思議に思ったセレーネは尋ねた。



「ええ……以前の実習で調べた場所よ!ほら、監視塔を爆撃した”迫撃砲”が設置されていた……!」

「あ……!」

アリサの話を聞いたリィンは以前の特別実習で見つけた迫撃砲が設置されていた場所を思い出した。



「そうか……あの高台は監視塔からは死角になっていた。それに、貴族連合はおそらく前回の高原での事件は知らない。あそこからなら発見されずに敷地内に忍び込めるかもしれない。」

「ほ、本当に……!?」

「うんうん、可能性はあるかも!」

「よし……それでいこう。準備ができたら馬で向かうとするか。」

「そうだ、余裕があったら長老の所に寄ってみましょう。色々大変そうだし、困っている事があるかも。」

「あ、そーだね。すっごくお世話になったしそのくらいお返ししたいかも。」

「そうか……だったら一度訪ねてみるか。」

「……恩に着る。」

その後長老の元に向かい、事情を説明した後長老からもらった”依頼”の消化や高原内で見つけた謎の遺跡を探索を終えたリィン達はいよいよ”監視塔”への侵入を開始する為に集落を経とうとした所、ミルモが突如出て来てリィン達を呼び止めた。
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