2部分:第二章
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の妻はクローンだった。その浮気相手と思われた男がだ。
丁度そのクローンの伴侶の一人を探す時にたまたま彼女のそっくりの姿の女性が好みでクローンにしたのだ。そしてその結果起こった事件だったのだ。
相手の男も浮気だと言われてびっくりした。そしてその夫に言ったのだった。
「私貴方の奥さん知りませんから」
「こっちも驚きましたよ」
夫の方もだ。妻とそのクローンを前にして驚いた顔で返す。
その妻とクローンも見比べる。その感想は。
「本当にそっくりですね」
「全くですね。これではです」
「いや、妻には悪いことをしました」
「どう言えばいいのか」
お互いに困惑することしきりだった。そしてだ。
妻もクローンもだ。お互いを見て言い合うのだった。
「私がもう一人いる様な」
「クローンの私もこう言うなんて」
「何ていうか複雑な気分」
「鏡を見ている様な気持ちだわ」
四人共お互いに困惑することしきりだった。そしてこうした話が世界各地で頻発した。
中にはだ。ある女優のクローンばかり何人も妻としている者もいた。その男はベッドの中でだ。
居並ぶクローン達を見回しながらだ。困惑して言った。
「誰が誰なのかわからないよ」
「私ミニーよ」
「私はアニーよ」
それぞれのクローンが名乗りはする。しかしだ。
彼にはどちらがどちらかわからない。四人いるが誰が誰なのかだ。
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